「多賀谷峯経」の版間の差分

'''多賀谷 峯経'''（たがや みねつね、[[元禄]]8年（[[1695年]]） - [[宝暦]]9年[[7月15日 (旧暦)|7月15日]]（[[1759年]][[8月7日]]））は[[出羽国|出羽]][[久保田藩]]の[[家老]]。久保田藩士で[[檜山安東氏城館跡|檜山]]所預の[[多賀谷氏]]当主。[[戸村氏 (佐竹氏支流)|戸村家]]分家の[[戸村処風]]（すみかぜ）の子<ref>秋田武鑑</ref>で、初め戸村一学家の当主。のち実兄・[[多賀谷格重]]（ただしげ、通称：酉之助、彦太郎）の養嗣子となる。[[幼名]]は'''万千代'''。[[通称]]は左兵衛、隠居して下総。[[俳号]]は敬之堂梅坡。

[[元禄]]8年(1695年)、[[家格]]宿老の[[戸村処風]]（通称：一学、第3代藩主・[[佐竹義処]]より１1字を賜い初め処易（すみやす）を名乗る）の三男として出生。母は[[真崎隆紀]]（通称：兵庫、第2代藩主・[[佐竹義隆]]より１1字を賜う）の娘。

初め、公命で多賀谷家の養子になった次兄・[[多賀谷格重|格重]]（ただしげ、第4代藩主・[[佐竹義格]]より１1字を賜う）の名跡を相続して戸村家分家の当主になったが、後に同じく公命により[[多賀谷氏|多賀谷家]]の家督（次兄・格重の跡目）を相続する（尚、戸村一学家の名跡は[[戸村義連]]（十太夫、[[戸村義国]]の子）の子が相続した）。この時に、第5代藩主・[[佐竹義峯]]より[[一字拝領|一1字を拝領]]されて'''峯経'''と名乗る。

[[元文]]年中刊行の武鑑に[[出羽国|出羽]][[久保田藩]]の家老として「多賀谷左兵衛」の名が見える。なお、同僚に[[今宮義透|今宮大学]]が見える。

[[宝暦]]9年7月15日（1759年8月7日）死去。墓所は[[多宝院 (能代市)|多宝院]]。