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'''ウルク=ハイ'''({{Lang|en|'''Uruk-hai'''}})は、[[J・R・R・トールキン]]の小説『[[指輪物語]]』に出てくる架空の亜人間である。『終わらざりし物語』の解説によれば、ウルク=ハイの英語化はウルク(uruks)という。
 
== 概要 ==
[[モルドール]]の言葉で、身体の大きなオークと言う意味がある。[[サウロン]]によって強化された[[オーク (トールキン)|オーク]]であり、日光への耐性を持ち、オークよりも大きく、力く、残虐靭な身体で、人間ほどの大きさを持っていた。サウロンがウルクをどのように作り出したかは定かではないが忌むべき方法を用いたと言われている。妖術によって人とオークを交配さ掛け合わ造ったとも言われている。
 
[[建部伸明]]編『幻獣大全』([[新紀元社]])によれば、製作ノートのインデックスにウルクとウルク=ハイが分割されている(尚『終わらざりし物語』には、「ウルク」と「オーク人間」という記述がある)ことから、オークを品種改良した最高種がウルクで、それと人間を交配させたものが本種を「ウルク=ハイ」している。また、同書によれば、ブリー村でパイプ草を搾取し、[[フロド]]らが帰還した時の庄で圧制をしいていた「人並みの背丈、ゴブリンのような顔、土色でいやな目つき」の、「シャーキー(老人の意。[[サルマン]]の別名呼称)の手下のごろつきども」(便宜上シャーキーズメン)も、同様の作業で作られたものとする。
== 映画 ==
映画『[[ロード・オブ・ザ・リングシリーズ]]』では、[[サルマン]]の妖術によってオークと人間を掛け合わせて造り出した種族と説明される。
特に二作目『二つの塔』では大量に登場し、ヘルム峡谷に大群で進軍した。
 
== ラーツ ==
映画「[[ロード・オブ・ザ・リングシリーズ]]」では、[[サルマン]]の妖術による「作品」という設定となり、サルマンの軍勢の指揮官扱いで複数が登場。[[ボロミア]]を矢で射殺する、[[ペレグリン・トゥック|ピピン]]や[[メリアドク・ブランディバック|メリー]]をさらう、角笛城攻略の指揮を取るなどの暗躍を見せた。なお、他のオークよりかなり体格が大柄で、「雑兵」のオークたちとは異なり兜をかぶらず素顔を見せて采配を取っていた。
映画『[[ロード・オブ・ザ・リングシリーズ]]』の一作目『旅の仲間』では映画オリジナルの登場人物として、首領格の「'''ラーツ'''」が登場。サウロン直々に造り出した戦士でウルク=ハイの中でも秀でた力を持つ。
 
軍を率いラウロスの丘で旅の仲間らを強襲、[[ペレグリン・トゥック|ピピン]]や[[メリアドク・ブランディバック|メリー]]を助けようとした[[ボロミア]]を倒す。だがそこへ駆けつけた[[アラゴルン]]と対決し、腹部を刺されてもなお喰らいつこうとするほどの執念を見せるも敗れた。
 
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