「Windows NT系」の版間の差分

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その後もマイクロソフトはデスクトップ用の業務用OSの後継としても売り込みを図るが、当時Windows 95からサポートが始まりゲーム市場で急速に普及し始めていた[[Direct X]]の対応が不十分であった<ref>NT 4.0ではSP3でDirect X 3が限定的にサポートされたが、Direct X 5以降への対応は行われなかった。</ref>こともあって一部の[[情報技術|IT]]プロフェッショナルを除いては市場に浸透せず、[[2000年]]にリリースしたWindows 2000においてようやくデスクトップOSとしても市場に認められることとなった。Windows 2000が認められたのは、Windows 9xシリーズの[[プラグアンドプレイ]]や[[Advanced Configuration and Power Interface|ACPI]]等の電源管理機能、[[Universal Serial Bus|USB]]への対応など[[ユーザビリティ]]の高い機能を実装したことと、Direct Xのサポートやマルチメディア機能が強化されたこと、それにこの頃には[[ハードウェア]]の性能がNT系OSの重さを問題としない(つまり重たくない)レベルにまで向上していたことによると考えられる。
 
Windows 2000は業務用のデスクトップOSとして歓迎されたが、一般家庭向けの市場でNT系OSが普及するのは次のWindows XPまで待つことになる。Windows XPが発売されてからはセキュリティの問題が取り上げられるようになった。そのため、Windows XPはService Pack 2にてCPUのセキュリティ機能[[DEP]]を利用したり、インターネットからの攻撃には[[ファイアウォール]]を標準で搭載することとなった。Windows XP Service Pack 2開発前後に開発中であったサーバー用Windowsは予定よりも遅くずれることが発表され、Windows XP Service Pack 2で搭載された各セキュリティ保護機能を搭載するとともに、Windows 2000のサーバーエディションで問題となった[[Internet Information Services|IIS]]のインストール直後に機能し始めるといった設計が見直されることとなった。
Windows 2000は業務用のデスクトップOSとして歓迎されたが、一般家庭向けの市場でNT系OSが普及するのは次のWindows XPまで待つことになる。
 
Windows Vistaは予定が何度も変更された。変更規模の計画が大小含め幾度も変更されたことに加えて、従業員に対するセキュリティ訓練のための開発中断、Windows XP Service Pack 2とWindows Serverの開発があったこと、搭載が予定されている機能の開発で問題が多かったことによる。Windows Vistaは発売されると動作の重さが問題となった。Windows Vistaのサービスパックにて重さへの問題が対処されるが、結局次のWindows 7が発売されるまで話題が収まることはなかった。Windows Vistaと同じソースコードベースであるWindows Server 2008ではハードウェア仮想化機能である[[Hyper-V]]が搭載された。Windows 7では、重さに対処する問題、同じソースコードベースであるWindows Server 2008 R2では仮想化機能の更なる対応などが行われた。Windows VistaのバージョンであるNT 6世代はクライアント版もサーバー版も機能と価格が異なるバリエーションとなる多くのエディションが登場した。
 
Windows 8が開発中は既に従来の[[スタイラス]]操作ではなく何本もの指で画面操作可能で、また、それらが一つのチップで低消費電力かつ低発熱で長時間動作可能な非インテルアーキテクチャである[[ARM]]アーキテクチャが採用された小型機器の[[スマートフォン]]や[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]が世に出回っており、Windowsもそれらで同様に動作するように開発が行われた。Windows 8が完成するまでにはARMアーキテクチャに対応するWindowsは既に[[Windows CE]]が既に存在していたが、Windows NTとは採用対象となるセグメントが異なるためOSアーキテクチャが異なり、デスクトップアプリケーションやデバイスドライバ用APIの互換性も、そもそもNT用に設計されCEでは導入されていないAPIがあるなど、それらの問題に対応する必要があった。ARMアーキテクチャ用とIAアーキテクチャで共通の[[Windows Runtime]]が開発され、ARMアーキテクチャにNTカーネルが対応することにより、自社のスマートフォン用OSの[[Windows Phone]] OSでもNTカーネルが採用された。他のスマートフォン・タブレット用OSでは一般的であったアプリケーション販売のサービス、SNSサービスや自社のオンラインストレージサービスであるOneDrive等、自社他社問わず既に広く利用されているインターネットオンラインサービスに対応した。
 
== 動作プラットフォーム ==