「宇治拾遺物語」の版間の差分

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収録されている説話は、序文によれば、[[日本]]のみならず、天竺([[インド]])や大唐([[中国]])の三国を舞台とし、「あはれ」な話、「をかし」な話、「恐ろしき」話など多彩な説話を集めたものであると解説されている。ただ、オリジナルの説話は少なく、『[[今昔物語集]]』など先行する様々な説話集と共通する話が多い(説話の直接の出典には、『古事談』『十訓抄』『打聞集』などに類似の話が見られ、『今昔』との重出話にいたっては80余話もの数にのぼる)。
 
貴族から庶民まで、幅広い登場人物が描かれている。また、日常的な話題から滑稽談まで内容も幅広い。<br>「芋粥」は[[芥川龍之介]]の短編小説の題材に取り入れられている(『今昔物語集』にも同じ説話がある)
「芋粥」は[[芥川龍之介]]の短編小説の題材に取り入れられている(『今昔物語集』にも同じ説話がある)。
 
『宇治拾遺物語』に収録された説話の内容は、大別すると次の三種に分けられる。