「におい」の版間の差分

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女性は男性以上に においに関心を寄せるが、その理由のひとつに、感覚の男女差がある<ref name="saitou_118">斎藤勇『面白いほどよくわかる!「女」がわかる心理学』西東社, 2014 p.118-119</ref>。女性は男性よりも嗅覚が敏感だと言われている<ref name="saitou_118" />。ひとつの要因は、女性というのは月経周期内の時期などによって、嗅覚が敏感になる時期があることである<ref name="saitou_118" />。なお排卵期には「成人男性に関係するようなにおい」や「不快なにおい」に対する嗅覚感受性が低下するという<ref name="saitou_118" />。月経期には、反対に、「不快なにおい」に敏感になる女性が多いと言われている<ref name="saitou_118" />。
 
脳の発達には男女差があり、嗅覚をつかさどるのは「嗅覚野」なのだが、そこは[[大脳辺縁系]]と関係が強いとされていて、その大脳辺縁系というのは、記憶をつかさどる海馬や感情を司る扁桃体があり、嗅覚的感知に大きな影響を与えている<ref name="saitou_118" />。脳がそういう構造になっているので、匂い-記憶、また匂い-感情 は結びつきやすいのである。そして、女性はにおいを嗅いだ時に、同時にそれに関連する記憶まで呼び覚ましやすいのである<ref name="saitou_118" />。
 
 
== 技術、科学、文化とにおい ==