「炎上 (ネット用語)」の版間の差分

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炎上の発生から激化までの過程には、[[藤代裕之]]は、巨大な[[匿名掲示板]]や[[ニュースサイト]]等が一役買っていることが多いとして、これらを[[ミドルメディア]]と名付けた。
 
前者は、ブログやSNSなどに書き込みが集まる中、[[2ちゃんねる]]などのネット上の大型掲示板に記事を投稿し、さらに多くの人の書き込みがそのブログやSNSなどに集中する。後者は、ブログやSNSなどで起こった小規模な炎上が、ネット上の様々な出来事を紹介する中規模なニュースサイトに掲載されて炎上が加速し、さらに大手メディアで紹介されることにより炎上の被害が拡大していく。例えば[[J-CASTニュース]]は、ネット上の炎上事件を積極的に取り上げることから「炎上メディア」と呼ばれることがある<ref>[[蜷川真夫]] 『ネットの炎上力』 [[文藝春秋]]、2010年、128頁 ISBN 978-4166607396</ref>この他、[[探偵ファイル]]・[[ガジェット通信]]・[[Narinari.com]]・[[トレビアンニュース]]<!--現在は終了-->といったニュースサイトや各種2ちゃんねる系[[まとめサイト]]などで炎上の話題が取り上げられる<ref>『ウェブを炎上させるイタい人たち-面妖なネット原理主義者の「いなし方」』165頁</ref>。
 
この両者が複合して極めて大きな炎上に至る場合や、発火点がブログなどの書き込みではなく現実世界でのなんらかの出来事から大型掲示板やニュースサイトでの報道を経由する場合もある<ref>『ネット炎上であなたの会社が潰れる!―ウェブ上の攻撃から身を守る危機管理バイブル』102-105頁</ref>。
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;反社会的な行為の告白
:[[窃盗]]・[[器物破損]]や未成年者の[[飲酒]]・[[喫煙]]といった触法行為を武勇伝的にネット上で報告してしまったために炎上するというもの。一度注目されるとブログの過去ログなどを徹底的にチェックされてさらに揚げ足取りが行われる可能性もある。
;知識不足ったかぶり
:著名人・知識人が専門外の話題に言及するなどして知識不足を露呈してしまった場合に、その権威を挫くためにここぞとばかりに批判が殺到するというもの。
;特定ターゲットへの悪口・軽蔑
:[[国籍]]・[[学歴]]・[[趣味]]などの属性について、特定の対象へ否定的な言及をしたために反感を買って炎上するというもの。
;提灯記事
:企業が著名なブロガーに金銭的報酬を与える代わりにその企業の商品をブログで取り上げてもらうといった行為が行われる際に、それが金銭のやりとりを伴ったものであるということをブログ上できちんと公表していなかった場合(いわゆる[[ステルスマーケティング]])、ブログの読者から裏切り・騙しとみなされて非難されやすい。
;利益誘導
:自分や自分が所属する組織に対する肯定的な言及を自身の身分を隠して行ったことにより、自作自演として非難の対象となる、というもの。