「正田耕三」の版間の差分

== 経歴 ==

=== アマチュア時代 ===

 

高校卒業後は[[社会人野球]]の[[新日鐵住金広畑硬式野球部|新日鉄広畑]]へ進み、{{by|1984年}}には[[ロサンゼルスオリンピック (1984年)|ロサンゼルスオリンピック]]の[[ロサンゼルスオリンピック野球日本代表|日本代表]]として二塁を守り、主に一番打者を務めて15[[打数]]6[[安打]]の成績で金メダル獲得に貢献した。監督の[[松永怜一]]からはプレーとともにリーダーシップを賞賛された<ref name="base_19981019_36" />。オリンピック後、[[1984年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|同年のドラフト会議]]で[[広島東洋カープ]]から2位で指名された。正田自身は少年時代から熱狂的な[[阪神タイガース]]ファンであり、かつ広島側から事前に打診がなかったことから入団が危ぶまれた{{誰2|date=2015年2月10日 (火) 15:03 (UTC)}}が、「自分は阪神ファンだが、プロであるからこれからは広島に野球をしにいく」と語りカープに入団した<ref>後藤正治『スカウト』</ref>。アマの最高峰でプレーしたことでさらに一段階上のレベルに挑戦したくなり、もし芽が出なければ3年で辞めて家業の蕎麦屋を継ぐつもりだった<ref name="base_19981221_12">『週刊ベースボール』1998年12月21日、P.12</ref>。

{{by|1999年}}は広島の一軍内野守備・走塁コーチを務めたが、当時の内野陣は若手中心で芯となるベテランが手薄であり守備のほころびが目立った。[[鎌田実]]はテレビの解説で「正田は引退をあと1年待つべきだった」と述べている。{{by|2000年}}・{{by|2001年}}に[[大阪近鉄バファローズ]]で一軍走塁・打撃コーチ、{{by|2002年}}から{{by|2004年}}は同一軍打撃コーチを歴任。[[礒部公一]]や[[北川博敏]]に打撃指導を行なった<ref name="yomiuri_20050202">読売新聞、2005年2月2日付夕刊、P.2</ref>。また、当時は監督の[[梨田昌孝]]、投手コーチの[[小林繁]]、打撃コーチの[[真弓明信]]と共にナイスミドル軍団として売り出されていた。

 

 

{{by|2008年}}には[[デイリースポーツ]]の[[野球評論家]]および[[サンテレビジョン|サンテレビ]]の解説者を務めた。同年秋に[[金星根]]が監督を務める[[韓国プロ野球]]・[[SKワイバーンズ]]の秋季キャンプに臨時コーチとして参加し、翌{{by|2009年}}にワイバーンズの二軍総合コーチに就任した。同年7月、打線不振による配置転換で[[伊勢孝夫]]に代わって一軍打撃コーチに昇格し、シーズン終了まで務めた。

{{by|2010年}}は、再び岡田の下で[[オリックス・バファローズ]]の一軍打撃コーチに就任した。[[岡田貴弘|T-岡田]]に「右足を上げて打つと緩急に対応できず。低めの変化球を引っ掛けていた」とノーステップ打法に変更させ大ブレイクさせた<ref>『週刊現代』2010年9月11日号、P.173</ref>。12月7日、[[野球殿堂 (日本)|野球殿堂]]入り候補者名簿のプレーヤー部門に掲載された<ref>[http://www.npb.or.jp/museum/news20101207.html 「平成23年 第51回競技者表彰委員会 野球殿堂入り候補者名簿」発表] - 日本野球機構オフィシャルサイト</ref>。{{by|2011年}}8月26日の[[千葉ロッテマリーンズ]]戦終了後に打撃低迷の責任をとり辞任。球団本部長付としてフロント入りした<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20110826-825968.html 【オリックス】正田打撃コーチ引責辞任] - 2011年8月26日</ref>。同年オフに退団。退団後は大阪府門真市にあるNPO法人で福祉活動、野球教室、講演会等を行っていた。児童福祉に大変興味があり福祉活動を行っているNPO法人のスポンサーになり多額の寄付を行った。

 

 

== プレースタイル ==