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|文化財 = 弥勒磨崖仏([[史跡]])<br />木造地蔵菩薩立像([[重要文化財]])
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'''大野寺'''(おおのでら、おおのじ)は、[[奈良県]][[宇陀市]]([[室生村|旧室生村]])にある[[真言宗室生寺派]]の寺院である。[[山号]]は楊柳山、[[本尊]]は[[弥勒菩薩]]、[[開山|開基]]は[[役小角]]と伝える。[[室生寺]]の西の大門に位置する。宇陀川岸の自然岩に刻まれた弥勒磨崖仏があることで知られ、枝垂桜の名所としても知られる。[[役行者霊蹟札所]]。
 
== 歴史 ==
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*木造地蔵菩薩立像(重要文化財) - 鎌倉時代の[[寄木造]]の像で、無実の娘を火あぶりの刑から救ったという伝説にちなみ「身代わり地蔵」と呼ばれている。
*弥勒磨崖仏(史跡)
*:宇陀川の対岸に位置する高さ約30mの大岩壁に刻まれている。岩壁を高さ13.8mにわたって光背形に掘り窪め、その中を平滑に仕上げた上で、像高11.5メートルの弥勒仏立像を線刻で表す。前述のように、興福寺の僧・雅縁の発願により、[[承元]]元年([[1207年]])から制作が開始され、同3年に後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われたものである。作者は宋から来日した石工・[[伊行末]](いぎょうまつ/いのゆきすえ)の一派と考えられている。山城国[[笠置山 (京都府)|笠置山]]にあった弥勒の大石仏(現在は光背のみが残る)を模したものである。像の向かって左手の岩壁下方には円形の区画内に[[種子 (密教)|種子]]曼荼羅(尊勝曼荼羅)を刻む。
*:石仏は岩盤からの地下水の滲出等で剥落の危険があったため、1993年から1999年にかけて保存修理工事を実施。岩表面の苔類の除去や地下水の流路を変える工事などが行われた。史跡指定名称は「大野寺石仏」。
 
:石仏は岩盤からの地下水の滲出等で剥落の危険があったため、1993年から1999年にかけて保存修理工事を実施。岩表面の苔類の除去や地下水の流路を変える工事などが行われた。史跡指定名称は「大野寺石仏」。
 
== アクセス ==
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*[http://www.kasugano.com/kankou/spring/oonodera.html 春日野奈良観光 大野寺の桜]
 
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[[Category:真言宗室生寺派]]
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[[Category:奈良県にある国指定の史跡]]
[[Category:宇陀市]]
[[Category:宇陀市の歴史]]
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