「野良犬 (1949年の映画)」の版間の差分

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== 概要 ==
[[東宝争議]]の影響で[[東宝]]での製作を断念した[[山本嘉次郎]]、[[本木荘二郎]]らの映画芸術協会に参加した[[黒澤明]]が、[[大映]]で製作した『[[静かなる決闘]]』に次いで、[[新東宝]]で製作した作品である。脚本は当時若手だった[[菊島隆三]]を起用して黒澤と共同で執筆した。以降、菊島は8本の黒澤作品を手がけた。[[淡路恵子]]のデビュー作であり、本名の井田綾子の本名でクレジットされている。
 
[[第二次世界大戦]]終戦後の[[ドッジ・ライン]]時の[[東京]]を舞台に、若い刑事が盗まれた[[拳銃]]とそれによって引き起こされる強盗殺人事件の犯人を追い求める、[[黒澤明]]作品初の犯罪サスペンス映画である。前作の『[[醉いどれ天使]]』同様、戦後の街並みや風俗とその中で生きている諸々の登場人物が生き生きと描写されている。