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天然芝 (会話 | 投稿記録)
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[[ファイル:Kurayoshi Utsubuki-Tamagawa02n4592.jpg|thumb|[[打吹玉川]]の土蔵群 ([[重要伝統的建造物群保存地区]])]]
<!--[[ファイル:Shimogawara Tatsuno Hyogo pref02n4272.jpg|thumb|現存日本最古の土蔵、小林家土蔵([[たつの市]])]] --><!--該当建造物は写真にある建物の奥と思われる。このままでは誤解を招くため、コメント化-->
[[ファイル:Chizu-shuku 12.jpg|thumb|博物館施設に転用された[[智頭宿]]・[[石谷家住宅]] (国[[重要文化財]])の土蔵]]
 
'''土蔵'''(どぞう)とは、日本の伝統的な[[建築]]様式のひとつで、外壁を[[土壁]]として[[漆喰]]などで仕上げられるもの。日常では単に[[蔵]](くら)とよばれることが多く、この様式で作られた建物は'''土蔵造り'''・'''蔵造り'''などといわれる。[[倉庫]]や保管庫として建てられるもののほか、保管庫と店舗を兼ねて建てられるものもある。店舗・住居を兼ねるものは「[[#見世蔵|見世蔵(店蔵)]]」と呼ばれることもあり、倉庫・保管庫として建てられるものとは分化して発展してきた。
 
== 概要歴史 ==
起源ははっきりとはしない。[[中世]]にも[[町屋 (商家)|町屋]]などと共に建てられており、[[近世]]、[[鉄砲]]の伝来の影響により城郭にも[[防火]]・防弾のために漆喰大壁の技術が用いられ、30cm以上の分厚い壁を多用したことで[[安土桃山時代]]後期から江戸期前後の[[櫓]]や[[天守]]などの防御施設は土蔵造りとなった。江戸時代以降には、城郭で発展した技術も生かされ、[[火災]]や盗難防止のために盛んに建てられ、後に裕福さの象徴ともなった。[[明治]]以降には、土壁の上に漆喰ではなく[[モルタル]]を塗り洋風に仕上げられることもあった。また、土壁ではなく[[煉瓦]]や[[大谷石]]で造られたものもある。現在は、伝統的な外観を生かして、[[飲食店]]などの商業施設や[[博物館]]に転用されることもある。
 
== 構造 ==
{{See also|江戸の火事#土蔵・穴蔵}}
=== 外部仕上げ ===
外観の仕上げは、大壁とし、土壁の上に漆喰総塗籠(しっくいそうぬりごめ)とするか、各種の[[板張り]]とされる。平瓦を張り、漆喰を板蒲鉾のように盛って固める海鼠(なまこ)壁などとすることもある。漆喰の壁には、[[左官]]職人が鏝によって文字や絵などを表現するレリーフ(鏝絵)を造られることもある。
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== 土蔵を扱った作品 ==
; 古典落語
*古典落語 [[ねずみ穴]]   - 貧乏暮らしから大店へ成功し、ある日、火の用心に、土蔵のねずみ穴と呼ばれる換気口だけを目塗しなかったために、全ての蔵が焼け落ちて、路頭に迷う場面がある。
 
== 関連項目 ==
* [[左官]]
* [[鏝絵]]
* [[座敷牢]]
* [[穴蔵]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.pref.toyama.jp/sections/3009/3007/dozou/pdf/2.pdf 富山県の土蔵概論] - 富山県
* [http://www.kyoto-arc.or.jp/news/kenkyu/08kiyamamoto.pdf 中世京都のクラについて] - 山本雅和(京都市埋蔵文化財研究所)
* [http://www.city.tatsuno.lg.jp/bunkazai/shitei_bunkazai/kobayashikedozou.html 小林家住宅の土蔵] - [[たつの市]]
 
{{DEFAULTSORT:とそう}}