「フリードリヒ・アダム・ユリウス・フォン・ヴァンゲンハイム」の版間の差分

'''フリードリヒ・アダム・ユリウス・フォン・ヴァンゲンハイム'''（Friedrich（{{Lang-de|Friedrich Adam Julius von Wangenheim}}、[[1749年]][[2月8日]] - [[1800年]][[3月25日]]）は、[[ドイツ]]の[[軍人]]、樹木を専門とする[[植物学]]者である。[[北アメリカ]]の[[植物]]についての記載を行った。

[[テューリンゲン州]]のゾンネボルンで生まれた。ヴァルタースハウゼンで学んだ後、1766年に[[コーブルク]]公国の士官となった。その後[[プロイセン王国]]の軍人となった。1777年に[[アメリカ独立戦争]]に[[イギリス]]軍側に参加した[[ヘッセン＝カッセル方伯]]の軍人としてアメリカに渡った。[[ニューヨーク]]や[[ペンシルベニア州|ペンシルヴァニア]]で[[軽騎兵]]部隊を指揮して活躍した。1778年までアメリカで従軍し[[ブランディワインの戦い]]などに参加し、帰国後、ヘッセン＝カッセル公国から十字章を受勲した。

北アメリカに滞在中の[[余暇]]に[[13植民地|13の入植地]]でアメリカの自然史、特に草木類を研究した。ドイツに輸入するのが望ましい草木の提言を行った。[[プロイセン科学アカデミー |ベルリン・アカデミー]]にアメリカの樹木のいくつかをドイツに移植することの大きな利益が得られることを示す論文を発表した。アカデミーのご要望で、[[東プロイセン]]の[[グセフ|グンビンネン]]の河川、森林局長として派遣され、多くのアメリカ原産の樹木の大規模な栽培の実験を行った。