削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目:
{{Redirect|譜面台|他の「譜面台」|譜面台 (曖昧さ回避)}}
 
{{出典の明記|date=2012年4月}}
[[ファイル:Chiritotechin crop.jpg|thumb|上方落語で使用される見台および膝隠]]
'''見台'''(けんだい)は、[[書物]]を読んだり見たりするために用いる台。'''書見台'''(しょけんだい)。また[[邦楽]]など日本の伝統芸能において、台本や譜面を見るために使用する台。現在では、書物をおくものを書見台、邦楽で使用するものを見台と呼び分けている場合が多い。また仏具の一種。
 
== 邦楽における見台 ==
邦楽で用いる見台の形態は多様である。見台の形によって演じられている邦楽の種類を知ることも可能である。
 
10 ⟶ 11行目:
このように、語り、唄の場合は上演の際に必ず見台を用いるのがしきたりとなっていることが多いが、[[邦楽器]]を演奏する際に譜面台として用いるのは、稽古の場合が主で、上演時に使用することは基本的にないといってよい。これは、邦楽においては楽器は暗譜、ことばのパートは本を見ながらという、西洋音楽とは逆の考え方があるからである。なお[[能楽]]の上演では、地謡、楽器の両者とも見台を使用しない。
 
== 落語における見台 ==
また[[上方落語]]では膝隠しとよばれる小さな[[衝立]]の裏に[[机]]状のものを置く場合がある。これを見台とよぶが、本を乗せるのではなく[[扇#用途|張り扇]]や[[拍子木]]で叩いて、音をだすために用いる。[[講談]]ではこの役割をする台を釈台というが、昔は見台ともよんでいたようである。
落語でも見台が用いられることがあるが、これは[[上方落語]]に限る。上方落語では膝隠しとよばれる小さな[[衝立]]の裏に[[机]]状のものを置く場合がある<ref name=kami>[http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc20/geino/rakugo/rakugo.html 日本芸術文化振興会「江戸落語と上方落語」]</ref>。これを見台とよぶが、本を乗せるのではなく[[扇#用途|張り扇]]や[[拍子木]]で叩いて、音をだすために用いる<ref name=kami/>。[[講談]]ではこの役割をする台を「釈台」というが、かつては見台ともよんでいたようである。[[江戸落語]]では通常見台を用いないが、これは辻噺・[[大道芸]]としてうまれた上方落語に対し、江戸落語が座敷噺・屋内芸能として発展したきたという歴史の相違によるものと説明されることが多い<ref name=kami/>。
 
== 仏具における見台 ==
寺院または家庭の[[仏壇]]において、[[過去帳]]を乗せる台。各宗派で用いられるが、一般に[[浄土真宗]]系は黒、その他は朱色が用いられる。過去帳台ともいう。
 
== 脚注 ==
{{DEFAULTSORT:けんたい}}
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
{{DEFAULTSORTデフォルトソート:けんたい}}
[[Category:道具]]
[[Category:仏具]]