「救いを求める女たち (アイスキュロス)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Plagregiht (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
m編集の要約なし
1行目:
{{Portal 文学}}
{{Portal|舞台芸術}}
『'''救いを求める女たち'''』<ref>[https://kotobank.jp/word/%E3%80%8A%E6%95%91%E3%81%84%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%82%8B%E5%A5%B3%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%80%8B-1346440 救いを求める女たち] - [[世界大百科事典]]/[[コトバンク]]</ref>({{lang-el-short|Ἱκέτιδες}}, Hiketides, '''ヒケティデス'''、{{lang-la-short|Supplices}}、{{lang-en-short|Suppliants}})は、[[アイスキュロス]]による[[ギリシア悲劇]]。『'''嘆願する女たち'''』<ref>『全集2』 岩波</ref>等とも。
 
[[ギリシア神話|神話]]にある[[ダナオス]]とその五十50人の娘の伝説を扱った作品である。続く2
*『エジプト人』(アイギュプティオイ)
*『ダナオスの娘たち』(ダナイデス)
10行目:
作中に占める[[コロス|合唱隊]]の役割が他の作品に比べて大きく、[[アリストテレス]]によって悲劇の起源とされる[[ディテュランボス]]の影響を未だ濃く残している作品だと言える。このため、かつては上記の年代よりもさらに古くに書かれたものだと考えられていた。
 
== 登場人物 ==
*ダナオスの娘たち 合唱隊を構成する
*ダナオス [[アルゴス]]の王女[[イーオー]]の遠孫
17行目:
*伝令 アイギュプトスの使者
 
== あらすじ ==
エジプト王アイギュプトスの息子たちとの結婚を嫌って逃げてきたダナオスとその娘たちは、先祖の故地であるアルゴスへ逃げてきた。娘たちとダナオスは伝統に従って保護を求めるが、ぺラスゴスはこれによってアイギュプトスとの争いを招くことを恐れて受け入れるべきか否かを悩む。結局、民会の決議に委ねることに相成った結論は、一致して受け入れに賛成する。そこにエジプトからアイギュプトスの息子とその軍隊が来襲、伝令を使わして娘たちを奪おうとするが、今やアルゴスの市民となった娘たちの窮地は王であるペラズゴスによって救われる。最後に娘たちが、この僥倖を授け給もうた[[アプロディテ]]と諸々の神への感謝と今後もご加護の多からんことを祈り歌いながら、幕が下りる。
 
== 日本語訳 ==
*『ギリシア悲劇全集2』 [[岩波書店]], 1991年
*『ギリシア悲劇1』 [[ちくま文庫]]、1985年
 
== 参考文献 ==
*高津春繁編『ギリシア悲劇Ⅰ  アイスキュロス』筑摩書房 1985年
*フランク・B・ギブニー編『[[ブリタニカ国際大百科事典]]』[[ティビーエス・ブリタニカ]] 1998年第3版
 
== 脚注・出典 ==
{{Reflist}}
 
{{Theatre of ancient Greece}}
 
{{デフォルトソート:すくいをもとめるおんなたち}}
[[Category:ギリシイスキュロスの戯曲]]