「宇都宮線」の版間の差分

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普通列車の運転系統は、宇都宮駅を境にして南北で分離されつつあるが、[[2001年から2010年のJRダイヤ改正#7月8日|2006年7月のダイヤ改正]]では、削減傾向の上野駅 - 黒磯駅間の直通列車が増発され、また車両運用に絡んで[[小金井駅]] - 黒磯駅間の区間列車が新設(宇都宮駅乗り換えから小金井駅乗り換えに変更)されるなど、柔軟なダイヤ設定となっている。宇都宮駅を境に南側ではグリーン車を組み込んだ10両編成または15両編成の近郊形[[JR東日本E231系電車|E231系]]電車を中心に、北側では4両編成の[[国鉄205系電車|205系]]電車を中心に運転されている。かつては小金井駅で[[増解結]]を頻繁に行っていたが、2004年に現在の運行形態に至ってから黒磯発着などの一部の列車をのぞいて減少傾向にある。
 
20132015年現在、快速小山駅以南の全ての普通列車・普通快速列車は小山車両センター・国府津車両センターに所属する近郊型E231系電車および一部が[[JR東日本近郊型E233系電車|E233系]]電車で運行されている<ref> 「2012 年度設備投資計画について」東日本旅客鉄道株式会社プレスリリース、2012年4月12日</ref><ref>東日本旅客鉄道株式会社 「安全報告書2012」 6.輸送障害対策 (1)輸送品質の向上に向けた取り組み</ref>。快速列車は上野駅 - 小山駅間(通勤快速は浦和駅 - 小山駅間)で快速運転を行い、小山駅 - 黒磯駅間は各駅に停車する。このため、所要時間は上野駅 - 宇都宮駅間で1時間30 - 40分程度、大宮駅 - 宇都宮駅間で1時間5 - 10分程度と、快速「ラビット」が小山駅 - 宇都宮駅間でも通過運転していた時代に旧式近郊型電車の[[国鉄115系電車|115系電車]]が上野駅 - 宇都宮駅間を1 - 2本、所要時間1時間25 - 30分程度、大宮駅 - 宇都宮駅間を1時間程度で結んでいたのに比較しても延長傾向にある。また、東北新幹線開業前に宇都宮線区間内で利用可能であった昼行特急の「はつかり」・「やまびこ」・「ひばり」・「やまばと」・「つばさ」などの所要時間が、上野駅 - 宇都宮駅間1時間10分程度、大宮 - 宇都宮間50分であったのに比較すると、最短所要時間は大幅に延長している。なお、2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正時点の同区間の最速優等列車は、東京 - 北海道間を結ぶ臨時寝台特急「カシオペア」であるが、所要時間は上野駅 - 宇都宮駅間が1時間26分、大宮駅 - 宇都宮駅間が1時間1分と、寝台客車特急と昼行電車特急を単純には比較できないものの、中距離区間の最短所要時間は過去より延びている。
 
首都圏のJR線では、年末年始で[[終夜運転]]を実施しており、宇都宮線では『終夜臨時列車』の扱いで湘南新宿ライン(宇都宮駅 - 逗子駅間)が1時間あたり1本運転されていたが、年を追う毎に規模が縮小している。[[2004年]]までは上野駅発着の終夜運転もあったが、[[2005年]]以降は上野駅発着列車の終夜運転は京浜東北線および高崎線のみとなった。[[2014年]]以降は小金井駅までに短縮され、[[2015年]]は小山駅までに短縮、運転本数も上下2本のみとなった。
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2004年10月16日のダイヤ改正で日中の快速「ラビット」はすべて湘南新宿ライン快速に置き換えられ、現在平日は朝下り2本が運行され、土曜・休日はこの下り2本に加え平日夕方以降に運行される通勤快速に代わって下り5本・上り6本が運行される。このうち、通勤快速に代わって運行される土休日の上り1本が黒磯始発で運行されている<ref group="†" name="快速黒磯">かつては通勤快速(土休日は快速「ラビット」)下り1本が上野発黒磯行きであったが、2010年3月13日改正で宇都宮駅で系統が分離された。</ref>以外はすべて上野駅 - 宇都宮駅間のみの運行となっている。
 
土休日の下り1本に[[JR東日本E233系電車#3000番台|E233系]]([[高崎車両センター]])が使用される以外はすべて[[JR東日本E231系電車#近郊タイプ|E231系]]([[小山車両センター]])で運行されており、毎日運行の下り1本と土休日夜の下り2本・上り3本(うち1本は小金井まで10両)が15両で運行される以外はすべて10両で運行される。上野駅 - 宇都宮駅間の所要時間は1時間29<!--3521M、3523M、3546M--> - 40分<!--3555M(休日)-->で、列車によって小金井駅での増解結や小山駅での東北新幹線との接続の関係で約10分の所要時間の開きがある。
 
2015年3月14日の上野東京ライン開業に伴い、朝の下り2本が上野駅始発から東海道線[[国府津駅]]始発に変更されたが、東海道線内普通として運転されている。
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湘南新宿ラインの快速列車は、日中時間帯に概ね毎時1往復運行され、[[新宿駅]]経由で[[横須賀線]]と直通運転する。従前の日中の上野駅発着の快速「ラビット」を置き換える形で新設されたことから、停車駅は快速「ラビット」と同じである。運転本数は、新宿発9 - 17時台に1時間あたり1本(計9本)、南行は宇都宮発9 - 15時台(土曜・休日は8 - 15時台)に1時間あたり1本(計7本、土曜・休日は計8本)である。平均的な所要時間は新宿駅 - 宇都宮駅間が1時間35分、池袋駅 - 宇都宮駅間が1時間30分、大宮駅 - 宇都宮駅間が1時間5 - 10分である。北行(下り)は久喜駅(最終列車は古河駅)で、南行(上り)は古河駅(土休日の1本目は小山駅)で、それぞれ先を走る上野駅発着の普通列車に接続する。
 
全列車が小山車両センター所属のE231系・E233系で運用される。ほとんどの列車が基本編成(10両)と付属編成(5両)を連結した15両編成で運行されているが、一部は基本編成のみの10両編成で運行される。
 
==== 普通 ====
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この区間はすべての普通・快速列車が各駅に停車する。1時間あたり1 - 3本程度運転されており、宇都宮駅 - 黒磯駅間直通の所要時間はおおむね50分である。
 
下り4本(うち2本は土休日運休)と上り6本は上野駅 - 黒磯駅間を直通運行し、このうち夕方の上り1本は平日は通勤快速、土休日は快速「ラビット」として運行されている。また、下り1本は小山発、下り2本と上り1本は小金井駅発着となっているほか、午前中には両毛線直通の高崎駅発着の列車が1往復設定されている。また、早朝5時台には[[氏家駅|氏家]]発の上野行きが設定されている。大半はグリーン車無しの205系4両編成(一部は8両編成)による運転であるが、宇都宮駅以南に直通する列車を中心として下り4本と上り5本にはグリーン車を連結したE231系・E233系10両編成が使用される。ほぼすべての列車が、宇都宮駅で上野・新宿方面の列車と接続している。
 
この区間では車内温度維持を目的に全列車が通年ドア開閉を半自動化している。ただし、宇都宮、黒磯では到着時および出発前はすべてのドアが一旦開く。
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== 使用車両 ==
=== 快速列車および普通列車 ===
宇都宮線上野発着列車および[[上野東京ライン]](宇都宮線・高崎線-[[東海道線]]-宇都宮線・高崎線系統)、[[湘南新宿ライン]]]]([[横須賀線]]-宇都宮線系統)の普通列車および快速列車は、[[東日本旅客鉄道大宮支社|大宮支社]][[小山車両センター]]および[[東日本旅客鉄道大宮支社|横浜支社]][[国府津車両センター]]所属の[[JR東日本E231系電車|E231系]]・[[JR東日本E233系電車|E233系]]で運行されている。小金井~黒磯間については、小山車両センター所属の[[国鉄205系電車|205系]]も使用される。これらの車両はすべて通称「[[湘南電車#車両の色|湘南色]]」とも呼ばれるオレンジ色と緑色({{Color|#f68b1e|■}}{{Color|#008000|■}})の帯を巻いている。このほか、当線と[[日光線]]・[[烏山線]]・[[両毛線]]・[[高崎線]]・[[常磐線]]等を直通する列車は各線用の車両で運行されている。4ドア車両のE231系・E233系・205系には[[バリアフリー]]対応の[[トイレ|洋式トイレ]]が設置されている。
 
{{JRE E231 kinko
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** [[小山車両センター]]所属
*** 基本編成(10両)と付属編成(5両)があり、いずれもU編成。基本編成の4・5号車には[[グリーン車]]が連結されている。基本的には基本編成単独の10両編成、または基本編成の黒磯方に付属編成を連結した15両編成で運用されるが、小金井 - 黒磯間では付属編成単独の5両編成の運用もある。また、車両トラブルなどの影響で付属編成同士を連結した5+5の10両編成が運用されることもある。
*** 2015年3月14日のダイヤ改正より現在上野発着列車および上野東京ライン(東海道線-宇都宮線・高崎線系統)、湘南新宿ライン(横須賀線-宇都宮線系統)およびの一部の上野発着の普通列車・快速列車で運に使を開始したされている
*** 同じく小山車両センターに所属するE233系と共通で運用されており、両車で連結して運用されることもある。
*** 2004年夏からは[[国府津車両センター]]所属の一部編成が小山車両センターの運用にも使用されたが、2006年(平成18年)に小山車両センターへE231系が追加導入<ref group="†">2006年、近郊用E231系の初期量産型小山車のアコモデーションを一部変更したE231系110両が追加投入され、小山車両センターのE231系保有車両数は550両体制から660両体制となった。</ref>されたことで解消された。現在は、上野東京ライン開通により再び国府津車両センター所属編成の運用が復活している。
** [[国府津車両センター]]所属
*** 基本編成(K編成・10両)と付属編成(S編成・5両)があり、基本編成の4・5号車にはグリーン車が連結されている。
*** 2015年3月14日のダイヤ改正より現在上野発着列車および上野東京ライン(東海道線-宇都宮線・高崎線系統)、湘南新宿ラインおよびの一部の上野発着の普通列車・快速列車で運に使を開始したされている
*** 同じく国府津車両センターに所属するE233系と共通で運用されており、両車で連結して運用されることもある。
*** 2015年3月14日のダイヤ改正より、宇都宮線大宮以北での運用を開始した。
* [[JR東日本E233系電車|E233系]](4ドア車)
** 小山車両センター所属
*** 基本編成(10両)と付属編成(5両)があり、いずれもU編成。基本編成の4・5号車にはグリーン車が連結されている。
*** 同じく小山車両センターに所属するE231系と共通で運用されており、両車で連結して運用されることもある。
*** 211系の置き換え用として2012年9月1日より高崎線直通列車(上野 - 大宮間)で運用を開始した。宇都宮線大宮以北においても2013年3月16日より運用を開始した<ref>{{PDFlink|[http://www.city.saitama.jp/www/contents/1355903818534/files/201303daiyakaisei.pdf 2013年3月ダイヤ改正について]}} - 東日本旅客鉄道大宮支社 2012年12月21日</ref>。
*** 2015年3月14日のダイヤ改正より、基本16編成と付属15編成が高崎車両センターから小山車両センターに転属となり、上野発着列車および上野東京ライン(東海道線-宇都宮線・高崎線系統)、湘南新宿ラインの普通列車・快速列車で使用されるった
***上野発着列車で宇都宮線内の行先を表示する場合は、高崎線との誤乗防止のため緑文字で表示される。
** 国府津車両センター所属
*** 基本編成(K編成・10(10両)と付属編成(S編成・5(5両)があり、いずれもE編成。基本編成の4・5号車にはグリーン車が連結されている。
*** 同じく国府津車両センターに所属するE231系と共通で運用されており、両車で連結して運用されることもある。
*** 2015年3月14日のダイヤ改正より、上野発着列車および上野東京ライン(東海道線-宇都宮線・高崎線系統)、湘南新宿ラインの普通列車・快速列車で運用を開始した。
*** 2015年3月14日のダイヤ改正より、宇都宮線内での運用を開始した。
***上野発着列車で宇都宮線内の行先を表示する場合は、高崎線との誤乗防止のため緑文字で表示される。
* [[国鉄205系電車|205系(宇都宮線用)]](4ドア車)
** 小山車両センター所属で、4両編成4号車に[[列車便所|トイレ]]が設けられる。