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'''ハーディー・ボーイズ'''('''The Hardy Boyz''')は、[[アメリカ合衆国]]の[[プロレス]]団体[[WWE]]に所属する[[プロレスラー]]の[[タッグチーム]]の名称。
 
本稿ではハーディー・ボーイズ並びにメンバー追加後の名称'''チーム・エクストリーム'''('''Team Xtreme''')について扱う。
[[File:The Hardy Boyz.jpg|right|200px|thumb|(左)ジェフ、(右)マット]]
 
== 来歴 ==
ハーディー・ボーイズのメンバーは、実の[[兄弟]]である[[マット・ハーディー]]および[[ジェフ・ハーディー]]の2名から構成される。

=== WWE ===
「ハーディー・ボーイズ」という名のチームのデビューは[[1998年]][[9月27日]]のSunday Night HEAT、相手は当時WWF(後のWWE)で名前が知られていたタッグチームであるカイエンタイ([[MEN'Sテイオー]]と[[船木勝一|フナキ]]のチーム)であった。カイエンタイに対して衝撃的な勝利を収め、ファンの注目が集まった。その後、[[デビッド・ヒース|ガングレル]]と「ニュー・ブルード」というチームを組んだ。ニュー・ブルード解散後[[アダム・コープランド|エッジ]]、[[ジェイソン・リソ|クリスチャン]]のタッグチームと抗争を開始。抗争を通じてWWFタッグ王座を獲得する。
 
[[1999年]]に、チームに[[ディーヴァ (プロレス)|ディーヴァ]]の[[エーミィ・ダーマス|リタ]]が加わる。この時からチームに'''チーム・エクストリーム'''を用いるようになる。エッジ&クリスチャンや、[[ダッドリー・ボーイズ]]らの様に、WWEにおいて[[TLC戦]]などのハードコアマッチを得意とするチームの1つとして有名であった。[[2002年]]の2リーグ制発足後は揃って[[WWE・ロウ|RAW]]に所属したが、その後、リタがドラマの撮影中に負傷し離脱。さらにジェフが[[ジ・アンダーテイカー]]との[[ラダー・マッチ]]で高評価を受けた事をきっかけにシングルプレイヤーとして売り出される事となり、マットが[[スマックダウン]]に移籍した事でチームは解散した。その後、ジェフは[[2003年]]に素行不良のためにWWEを解雇、[[TNA]]に移籍。マットは「マッティテュードVer.1.0」なるキャラクターを確立し、シングルプレイヤーとして活躍した。
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[[2009年]]1月の[[ロイヤルランブル]]で行われたジェフの[[WWE王座]]防衛戦に介入したマットがジェフを椅子で殴打し、王座陥落したことをきっかけに兄弟による抗争を開始。[[レッスルマニア]]のエクストリームルールによる兄弟対決をマットが、[[WWE・バックラッシュ|バックラッシュ]]のアイクイット戦をジェフが制する。ジェフがエッジの世界ヘビー級王座に挑戦した[[ジャッジメント・デイ]]では客席からマットがギプスでジェフを殴打し、王座獲得を阻んだ。それからマットが約2か月の欠場を経て、ジェフの世界ヘビー級王座防衛戦で特別レフェリーとして復帰。挑戦者だった[[CMパンク]]に誤爆されてジェフの勝利をアシストし、翌週パンクに襲撃されていたジェフを救出してベビーターンした。その翌週[[ジョン・ヘニガン|ジョン・モリソン]]と共にハーディーズとして試合に臨んだ。そのさらに翌週にはジェフがパンクとの敗者追放金網戦に敗れてWWEを退団するため、WWEのハーディーズとして試合に出場したのはこれが最後となった。
 
=== TNA ===
その後は[[TNA]]で一夜限りの復活。更に自分たちで復活させたOCW(オメガ・チャンピオンシップ・レスリング)やインディー団体等で出場している。
ジェフが先に[[TNA]]に復帰。マットも入団したため、再結成されるかと思われたが組んだのは一夜限り。しばらくしてマットが解雇されたため本格的な再結成は無くなった。ただしインディー団体等では組んで出場している。
 
[[2014年]]6月26日(7月31日放送)、マットがTNAに復帰し、ハーディー・ボーイズが本格的に再結成。TNA世界タッグ王座戦で[[アメリカン・ウルブズ|ザ・ウルブス]]と対戦するものの敗れた<ref name="TNA1">[http://www.cagematch.net/?id=1&nr=112981 IMPACT Wrestling #525 - Destination X] CageMatch、2014年6月26日閲覧。</ref>。その後も[[ダッドリー・ボーイズ|チーム3D]]も加わる形でタッグ路線に突入。同年に行われた[[TNA世界タッグチーム王座]]ナンバー1コンデンタートーナメントにも優勝。[[2015年]]3月16日にTNA世界タッグチーム王座獲得
 
== 得意技 ==
[[ファイル:Poetryinmotion.jpg|thumb|200px|right|ポエトリー・イン・モーション]]
 
* エクストリーム・コンビネーション
: フィニッシュ・ムーブ。マットが[[ダイヤモンド・カッター#ツイスト・オブ・フェイト|ツイスト・オブ・フェイト]]で敵を倒し、倒れている相手にジェフが[[セントーン#セントーン・アトミコ|スワントーンボム]]を放つ。
: アティテュード時代では、リタがツイスト・オブ・フェイトや[[ムーンサルトプレス]]で代用することがあった。
 
;* ポエトリー・イン・モーション
: マットが踏み台になり、ジェフがその背中を踏んで相手にレッグラリアットを浴びせる。場外に向かってトップロープを越えつつ放ったりすることもある。
: マット以外でも[[マーク・ロモナコ|ブリー・レイ]]とのタッグで披露したり、シングルでは椅子や鉄階段を踏み台にして放つ時も。
 
* イベント・オメガ
: マット、ジェフがそれぞれ対角線上のコーナーのトップロープもしくはラダーへ上り、リング中央に倒れている相手に対してマットはダイビングレッグドロップ、ジェフはボディ・スプラッシュを浴びせる技。
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== 入場テーマ ==
* Loaded(彼らLoaded(WWEで代表使用曲。インディー団体でも使用している。)
* No More Words(WWEReptillian(TNAでの使用曲。シングルではジェフが使用。)
* Reptillian(TNAでの使用曲。シングルではマットが使用。)
 
== タイトル ==
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* [[TNA世界タッグチーム王座]] : 1回
* [[WCWタッグ王座]] : 1回
* OMEGA Pro Wrestlingタッグ王座 : 1回
* NWA 2000タッグ王座 : 1回
* NDSタッグ王座 : 1回
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== エピソード ==
* ラダーは彼らの代名詞でもあるため、ラダーマッチに出場すると大歓声が上がる。
* インディー団体OCW(旧名OMEGA)オメガ)は彼らが学生時代に友人達と立ち上げたものであり、団体の顔役を担っていた。またWWEに所属していたリタ、[[シャノン・ムーア]][[グレゴリー・ヘルムズ]](ザ・ハリケーン)もこの団体に出場していた。
* WWE在籍時や解雇後の私生活はかなり乱れており、マットは飲酒運転や家庭内暴力、ジェフは薬物や遅刻で問題を起こしている。(近年はなくなっている。)
* 兄弟共に多くの怪我を抱えており、マットはこれが原因で満足なトレーニングが行えず肥満が目立っている。
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* [[WWE]]
* [[TNA]]
* [[エーミィ・ダーマス|リタ]]
* [[シャノン・ムーア]]
* [[グレゴリー・ヘルムズ]]
* [[ドリー・ファンク・ジュニア]]
* [[マイケル・ヘイズ]]
 
== 脚注 ==