「フランツ・マルク」の版間の差分

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宇都宮美術館の学芸員である石川潤は「戦うフォルムの中の赤い鷲は、戦いに勝利しつつ一旦滅びて、最終的には不死鳥のように再生していく存在であった。だから、完全に世界に絶望したとはいえない。それを経た先には純粋無垢な物が開けるはずであると信じて描いたのではないだろうか」と分析し、「戦うフォルム」には抗うことのできない運命に乗り越えようとするマルクの強い意志が込められていた。
 
[[第一次世界大戦]]に出征し、[[ヴェルダンの戦い]]において36歳の若さで命を落とした。戦死後、[[鉄十字]][[勲章]]を受けている
 
== 評価 ==
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晩年には、カンディンスキーと同様に作品の抽象化が進み、[[1914年]]の作品「[http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Franz_Marc-Tyrol_%28Tirol%29_%281914%29.jpg チロル] (Tyrol)」や「[http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Franz_Marc_012.jpg 戦う形・せめぎあう形] (Fighting Forms)」などは、具象を残しながらも、カンディンスキーと同系統の[[抽象絵画]]といっていいような作品に仕上がっている。
 
なお、日本においてはマルクの受容は本格的でなく、再評価が待たれる人物である。
 
== 代表作 ==