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== 産出 ==
[[Image:Carnalit.jpg|thumb|left|[[ロシア]]産のカーナライト]]
カーナライトは、一連のカリウム・マグネシウム系の蒸発岩鉱石である{{仮リンク|[[カリ岩塩|en|Sylvite}}]]、{{仮リンク|カリナイト|en|Kainite}}、ピクロメライト、{{仮リンク|雑鹵石|en|Polyhalite}}および{{仮リンク|キーゼル石|en|Kieserite}}に伴って産出する。幾分か珍しい複塩化物鉱石であり、蒸発した海や堆積盆地などの限られた環境条件の下でのみ形成される。カーナライトはカリウムおよびマグネシウム資源として採掘され、[[メキシコ]]の[[カールズバッド (ニューメキシコ州)]]、[[アメリカ]]の[[コロラド州]]から[[ユタ州]]に広がる{{仮リンク|パラドックス盆地|en|Paradox Basin}}、[[ドイツ]]の{{仮リンク|シュタースフルト|en|Staßfurt}}、[[ロシア]]のペルム盆地、[[カナダ]]の[[サスカチュワン州]]にある{{仮リンク|ウィリストン盆地|en|Williston Basin}}などにある蒸発岩鉱床にから産出される。これらの鉱床は、[[デボン紀]]から[[ペルム紀]]に起源を持つ。対照的に、[[イスラエル]]および[[ヨルダン]]では[[死海]]の高濃度な塩水を蒸発皿でカーナライトの沈殿が生じるまで濃縮させることでカリ塩を生産しており、その後蒸発皿からカーナライトを回収し、塩化マグネシウムの除去処理が行われる<ref name=mindat/>。
 
== 歴史 ==