「中小企業生活党」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m →概要 |
編集の要約なし |
||
1行目:
'''中小企業生活党'''(ちゅうしょうきぎょうせいかつとう)は、[[平成]]初期に活動した、[[日本]]の[[政党|政治団体]]。略称は「'''中小党'''」。
== 概要 ==
[[1992年]]([[平成]]4年)の[[第16回参議院議員通常選挙]]で候補者を擁立した、いわゆる[[ミニ政党]]の1つである。代表は
中小企業生活党は、[[大企業]]優先の[[政治]]に異を唱え、「中小企業・中小小売業の暮らしを守るために生まれた“地域の政党”」である、と自らを位置づけていた<ref name=a>「参議院比例代表選出議員選挙選挙公報」(中小企業生活党部分)平成4年7月26日執行。</ref>。[[マニフェスト|公約]]の核心は「中小企業の発展・活性化」と見られる。なお比例区の公報においては、「小さな力が政治を変える。」というメッセージと共に、EGG MANというイメージキャラクターが描かれていた<ref name=a/>。
ほとんどの選挙区候補者も、選挙公報で言及している公約はやはり中小企業の発展・活性化のみであった。ただし[[新潟県選挙区]]で立候補した党会計責任者の[[北村寿孝]](北村ひさたか)だけは更に踏み込んで、
選挙結果は、比例区では全国で48,787票(得票率0.11%、全38政党中24位)に留まり、各選挙区も全て当選圏に遠く及ばず、1議席も得ることができなかった。しかし新潟の北村は、党の比例区得票に迫る44,017票(得票率4.45%)<ref>新潟県内での中小企業生活党の比例区得票は4,561票(得票率0.47%)に留まっている(『平成4年7月26日執行 参議院議員通常選挙 選挙の記録』新潟県選挙管理委員会、128頁)。</ref>を獲得した。[[供託金]]は没収されたものの、地元紙『[[新潟日報]]』からは「組織選挙に頼らぬミニ政党としては大善戦」<ref>『新潟日報』1992年7月27日、1面。なお、第16回参院選選挙区のミニ政党候補者(すでに国会で議席を得たことがある[[政党]]は除く)で北村以上の得票率を得た例は、[[山口県選挙区]]で立候補した[[進歩自由連合]]の[[佐々木信夫 (政治活動家)|佐々木信夫]]のみである(45,412票、得票率6.32%)。</ref>と評されている。
この選挙以降、中小企業生活党の目立った政治活動は見られない。ただし[[2011年]]4月現在も、全国小売業連合は健在であり<ref>ホームページ[http://www.jaru.co.jp/]</ref>、嶋岡は[[特定非営利活動法人]]
== 注 ==
|