「鋼鉄都市」の版間の差分

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== あらすじ ==
80億世界各地人々が鋼鉄のドーム都市80億の人々がひしめき合う地球は、かつて宇宙へ植民した人々の子孫であり強大な軍事力とロボットによる豊かな経済を誇る[[スペーサー]](宇宙人)の事実上の支配下にあった。
 
ニューヨーク市警の刑事'''[[イライジャ・ベイリ]]'''は、友人でもある総監エンタービイからある事件の捜査を命じられる。その事件とは、スペーサーの地球駐在施設スペース・タウン内部において、スペーサーの科学者ロイ・ネメヌウ・サートン博士が恐らく外部の者(つまり地球人)により殺害されたという物であり、捜査の結果如何では地球の運命を左右しかねない重大な事件であった。
 
捜査を地球側に委ねる交換条件としてスペ-サーが提示したのは、スペーサー製のロボットを捜査に加える事だった。件のロボット、'''[[R・ダニール・オリヴォー]]'''と会見したベイリは、ダニールが全く人間そっくりに、製造者のサートン博士そっくりに造られた[[アンドロイド|ヒューマンフォーム・ロボット]]である事に驚く。
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彼を連れて帰宅したベイリはダニールから事件の詳細を聞き出す。サートン博士は早朝に胸を熱線銃で撃ち抜かれて死亡していたが、凶器はいまだ発見されていない。スペース・タウン駐在の全スペーサー、さらに犯行当時にスペース・タウンに居合わせた地球人唯一の容疑者であったエンタービイは、脳分析の結果殺人を犯せない精神構造の持主である事が判明している。唯一考えられるのは、スペーサーに反感を抱く他の地球人が野外を横断してスペース・タウンに侵入、犯行に及んだ事だが、シティ内の閉鎖空間に慣れきった地球人にとって、野外を出歩くのは極めて困難である。ロボットなら無論可能だが、ロボット工学三原則に縛られたロボットに殺人を犯せる訳が無い…。
 
時にはスペーサー側の陰謀やダニールをも疑いながら困難な捜査を進め、その過程で地球人類の未来へと想いを馳せるベイリ。しかし現状に不満を持つベイリの妻ジェシイが反スペーサー組織シンパだという秘密が明かされ、さらに警察署内にて第二の事件が発生、濡れ衣を着せられたベイリは窮地に到る。
 
そしてついに意外な真犯人とその犯行方法が明らかになるが、その時ベイリが地球の未来の為に選んだ決断とは…。
 
== 補足 ==