「シャンバラ (チベット)」の版間の差分

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ヒンドゥー教では[[ヴィシュヌ]]神の[[アヴァターラ]]である[[カルキ (ヒンドゥー教)|カルキ]]の治める国をシャンバラと呼んだ。ヒンドゥー教のヴィシュヌ派は[[釈迦]]をヴィシュヌ神の化身の1つとするが、釈迦の[[カースト|カースト制度]]批判によって揺らいでしまった社会秩序を正し、カースト制度を立て直すために10番目のアヴァターラとしてカルキが出現すると説いた。これに対し『時輪タントラ』とその註釈書『ヴィマラプラバー』は、シャンバラ王カルキは人民を教化して4つのカーストを1つに統一し、カースト制度を解消させると説いている。このように『時輪タントラ』のシャンバラ説はヒンドゥー教のカルキ伝説の影響下にありながら、ヒンドゥー教とは思想的方向性を異にしている。
 
== 王国の風景様子 ==
シャンバラには王宮がありそこから南の方角には立体型の大きな時輪[[曼荼羅]]がある(上の画像を参照)。そしてシャンバラには約9億の町があり[[釈迦族]]の王96人がいるという。そして、前述の王宮{{仮リンク|カラーパ|en|kalapa}}に住むさらに権力のある大王が1人いるといわれる。そしてシャンバラの人たちはほかの種族よりも強靭で、さらに法が行き届き平和であるといわれる<ref>[http://ci.nii.ac.jp/naid/110006152116 CiNii 論文 - シャンバラ国について] 2015年4月4日閲覧</ref>。
 
== 脚注 ==