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時代区分としての近代を象徴する要素は、[[ヴェストファーレン条約]]に始まる[[主権国家体制]]の成立、[[市民革命]]による[[市民社会]]の成立、[[産業革命]]による[[資本主義]]の成立、[[ナポレオン戦争]]による[[国民国家]]の形成など、[[18世紀]]後期以降の[[ヨーロッパ]]で成立し、現代世界を特徴付けている社会のあり方である。
 
[[19世紀]]以後、ヨーロッパで完成したこれらの社会のシステムは、[[日本]]を初めとする欧米以外の諸国にも伝わり、世界全体を覆うようになる。こうして成立したものが、[[地球]]上のほとんど全ての人が排他的な主権国家の国民となり、国民が集まって作られた[[国家]]が構成員として参加する国際社会であった。この一連の過程が[[世界史]]における近代であり、[[近世]]以前の段階にある社会を近代的な社会に変えることを「[[近代化]](modernization)」という。
 
== 範囲 ==