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== 記紀の弟橘媛(弟橘比売命) ==
『日本書紀』によれば、[[穂積氏]][[建忍山垂根|忍山宿禰]]と放橘姫の間に生まれた[[娘|女]]だという。尊との間に[[稚武彦王]]を儲ける<ref>『日本書紀(上)全現代語訳』 174ページ</ref>。
 
{{Quotation|さらに相模においでになって、上総に渡ろうとされた。海を望まれて大言壮語して「こんな小さい海、飛び上ってでも渡ることができよう」と言われた。ところが海の中ほどまで来たとき、突然暴風が起こって御船は漂流して渡ることができなかった。そのとき皇子につき従っておられた妾があり名は弟橘媛という。穂積氏の忍山宿禰の女である。皇子に申されるのに、「いま風が起こり波が荒れて御船は沈みそうです。これはきっと海神のしわざです。賎しい私めが皇子の身代りに海に入りましょう」と。そして、言い終るとすぐ波を押しわけ海におはいりになった。暴風はすぐに止んだ。船は無事岸につけられた。時の人は、その海を名づけて、馳水といった。こうして、日本武尊は上総より転じて陸奥国に入られた。そのとき大きな鏡を船に掲げて、海路をとって葦浦を廻り玉浦を横切って蝦夷の支配地に入られた<ref>『日本書紀(上)全現代語訳』 168ページ</ref>。}}