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基本的には[[喜劇]]であり、軽妙な筋と歌をもつ娯楽的な作品が多い。[[ハッピーエンド]]で終わるのが主流。ただし、一部に喜劇的に推移しながらも[[カタストロフ]]・[[エンド]]となるもの、笑いの要素がほとんどないものもある。このため、日本語の「喜歌劇」という訳語は不適切であるという見解もある。
 
原則としてオペラ系の声楽家、合唱団、オーケストラによって上演されるが、セリフのみの役だけでなく、一部の役を俳優やポピュラーシンガーによって地声で歌わせることもある。ドイツ圏のオペラ歌手や指揮者の多くは地方歌劇場のオペレッタからキャリアをスタートするが(<ref>フルトヴェングラーは「メリー・ウイドー」、クランペラーは「天国と地獄」、カルロス・クライバーは「ガスパローネ」がデビューである。</ref>の多くは地方歌劇場のオペレッタからキャリアをスタートするが、その後もオペラはあまり歌わずオペレッタ専門に近い歌手も少なくない。
 
一般に、とりわけ日本人の評論家によって、正統派のオペラ歌手は駆け出し時代は別としてオペレッタを歌わないと書かれることがしばしばあるが、名声を確立したのちもオペレッタのライブや録音・録画を複数残している大歌手としては、[[エリーザベト・シュヴァルツコップ]]、[[ルネ・コロ]]、[[アンネリーゼ・ローテンベルガー]]、[[エーリッヒ・クンツ]]、[[ルドルフ・ショック]]、[[ニコライ・ゲッダ]]、{{仮リンク|エーベルハルト・ヴェヒター|de|Eberhard Waechter}}、[[ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ]]、[[フェリシティ・ロット]]、[[ヘルマン・プライ]]、[[クルト・ベーメ]]、[[レジーヌ・クレスパン]]、[[ジークフリート・イェルザレム]]、[[キリ・テ・カナワ]]、[[エディタ・グルベローヴァ]]、[[ルチア・ポップ]]、[[ヒルデ・ギューデン]]、[[バーバラ・ボニー]]、[[アンナ・モッフォ]]、[[テレサ・ストラータス]]などがいる。特にドイツオペラ歌手については総ざらえ状態であり、強いていえばワーグナー系の女声陣が少ないが、それとてもクレスパンの他、[[ギネス・ジョーンズ]]、[[ヒルデガルト・ベーレンス]]らにも円熟期以降にオペレッタ主演の記録が見られる。
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ドイツにはオイロディスク、アカンタなど継続的にオペレッタの全曲レコードを制作してきた会社が少なくないが、なかでも独EMI(エレクトローラ)のシリーズは有名で、[[エリーザベト・シュヴァルツコップ]]をはじめ、[[ニコライ・ゲッダ]]、[[アンネリーゼ・ローテンベルガー]]、[[ヘルマン・プライ]]、[[クルト・ベーメ]]、[[リーザ・デラ・カーザ]]、{{仮リンク|エーベルハルト・ヴェヒター|de|Eberhard Waechter}}ら戦後を代表する大物オペラ歌手たちを擁しての贅沢なキャスティングで世界にオペレッタの魅力を広めた。
 
==脚注==
<references/>
 
==関連項目==