; [[五百重娘]]
: [[氷上大刀自|氷上]]の末妹。父・鎌足(後述)の没後、大海人の下へ嫁ぎ[[新田部皇子|新田部]]を産む。
: 大海人崩御後。異母兄・史(後述)と結ばれ、麻呂を出産。だが次第に史の愛が薄れ、三千代(後述)に史の寵愛を奪われた事などから、性格が卑屈に。
: 新田部から「氷高にふられた」事を打ち明けられた上、「'''堂々と 自分の人生を歩いて下さい'''」と諭されたことから、逆上。その後、史から「正式に 三千代と結婚します」と告げられた事から、恨みを捨てて生きる事を決意。
; [[但馬皇女]]
: 大海人と[[氷上大刀自|氷上娘]]の娘。幼くして、母を亡くした。
: 長じて高市との縁談が持ち上がり、父が亡くなってからしばらくして、第二妃となる。だが、高市が自分の元に通ってこない事から不安を抱き、自ら高市の宮へ訪れたりするなど積極的にアタックするが、子ども扱いされてしまい次第に不満を募らせ、泣き暮らすように。ある日、幼なじみで異母兄弟の[[穂積皇子]]と再会。彼女を心配し、て宮を訪れた際告白され、不倫関係に。
: 関係は続いたが、すれ違いなどが続きある晩。ついに正妃・御名部皇女に見つかり叱責を受けるが、(「バレないようにうまくやれと…?)…?」と解釈。一方の穂積は真逆の解釈をした。
: それからしばら暫くして、つい遂に高市に不倫が発覚。これまで高市から省みられず、淋しい日々を過ごしていたこと。事、そして、穂積から愛を告白され、て愛するとはどういう事かを教わった事を高市に正直に打ち明けた。だが、穂積が保身のため、不倫を否定したことから高市は「'''この男には、覚悟が足りない'''」と穂積への心証を悪くし、穂積は左遷される。何も知らない彼女は、「彼の事は忘れるように」と告げられ、高市を恨んだ。
: それから数年が経ち、高市の元から逃げ出して穂積に会いに行こうとするが、彼女を案じた叔父・不比等からある薬を贈られた。だが、その薬には強い副作用があり、酒に混ぜて高市に飲ませたところ、高市が死んでしまう。その事で罪悪感から何もせず暮らしていたが、御名部の薬草作りに協力するようになり、人間として成長しつつ、穏やかな生活を送る。
; [[穂積皇子]]
: 大海人と大韮娘(蘇我赤兄の娘。)の息子。妹が2人いる(紀皇女と[[田形皇女]])。但馬とは幼なじみで、氷上の葬儀にも出席していて、気丈にも涙を見せず喪主を務めた、但馬の姿を見て「本当にえらいね」ともらい泣きする。成人後、高市と結婚したものの、不幸な生活を送る但馬を訪ね、愛を告白し、て不倫関係となる。数年後、ついに高市に不倫が発覚。だが、潔い但馬とは正反対に、保身のために関係を否定し、高市から左遷を言い渡された。
: 紀が不倫の末、無理心中を図って亡くなった時には、納棺の際死に顔が血で染まっていたため、采女に代わって清拭していた。妹の無残な結末を目の当たりにした事で、(「'''おれは 弓削(と同じよう)にはなりたくない!''')」と思った。
: その後、公の場で但馬に会ってもそしらぬ顔をし、彼女とは疎遠に。そのまま二度と関係が再燃することはなかった。後年、母・大韮から「どうしてうちの子は不倫騒ぎばかり、起こすのか…」と嘆かれた。
; [[紀皇女]]
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