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[[File:Rafal Furcal.jpg|thumb|塁上の走者を牽制する投手]]
投手の役割は、単にボールを投げるだけではなく「打者に[[安打]]打た出塁させないこと、[[走者]]を生還させないこと」であるとも言える。投手は打者から[[三振]]を奪ったり[[ゴロ]]や[[飛球|フライ]]を打たせるなどして[[アウト (野球)|アウト]]を取る。そのために[[捕手]]とサインを通じて連携して個々の打者が苦手とするコースや[[球種 (野球)|球種]]を投げるなどする。『[[ドジャースの戦法]]』の著者[[アル・キャンパニス]]は投球で最も大事なのは制球だとしている<ref>[[#キャンパニス(1957年)|キャンパニス(1957年)]] p.8</ref>
 
投手は、全ポジションの中で試合の勝敗に及ぼす影響が最も大きく、また、肉体的・精神的負担が最も厳しいポジションである。[[持久力|スタミナ]]の消耗は激しく、あまりに数多くの球を投げると[[肩]]・[[肘]]を故障(負傷)する危険性がある。[[ボーク]]の適用や全選手中唯一の白いグラブの着用禁止など、もっとも多くの規則に縛られるポジションであり、[[暴投]]といった投手のみに課せられうるミス、チームの守りの要としての責任なども挙げられる。しかし、その反面、打者と一対一で対戦できる事や、打ち取ることの楽しさ、投手のみが得られるタイトルや表彰もある。日本では、投手は、野球の主役であり、もっとも華のあるポジションであるとされる。自分が中心だというわがままな性格もピッチャーには必要だと言われる(一方、北中米においては[[遊撃手]]が花形のポジションとされ、運動能力に優れた選手は優先的に遊撃手となり、日本における「エースで四番」が「ショートで三番」に置き換わる)。