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== 常識と真理 ==
常識は特定の社会の成員が共有し、前提として疑わない認識のことであるから、特定の社会に限定されない普遍性を条件とする真理とは時として相違する。或る認識が真理として認識されれば、最終的にはその認識は常識のなかに組み込まれることになるといっ表現していいが、その過程は必ずしも平坦ではないし、即時という訳でもない。また、真理として未だ十分に検証されていない認識でも、常識と見なされる場合も多い。
 
[[哲学]]者の[[三木清]]によれば、常識の上位概念として'''良識'''(りょうしき)があるという。彼によれば常識人が常識を無謬のものとして受容し、常識を盾にして非常識を断罪するのに対し、常識に疑問を持てる知恵が良識なのである。