「ホースラディッシュ」の版間の差分

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== 特徴 ==
[[フィンランド]]、[[東ヨーロッパ]]が原産。先の尖った60センチほどの明るい緑色の大きな葉が特徴である<ref name="kitano">北野佐久子『基本ハーブの事典』東京堂出版、2005年、 p152-3</ref>。日本では、明治時代に食用として導入された。現在は、[[北海道]]を中心に野生化し[[wikt:アイヌワサビ|アイヌワサビ]]、[[エゾワサビ]]と呼ばれている。野生化したホースラディッシュは形質が不安定になりやすく、地域ごとに変種が生じやすい<ref>武政三男 『スパイス&ハーブ辞典』、文園社、1997年、pp171-172</ref>
 
現在ではアメリカ[[イリノイ州]]が世界需要の80%の生産を担っている。アメリカでは、コモンタイプとボヘミアンタイプの2品種が知られている。
 
白色をした根には強い辛味があり、すりおろしたものは[[ローストビーフ]]の[[薬味]]として欠かせないものとされる<ref name="kitano" />。また根を乾燥させ粉末にしたものは、粉ワサビやチューブ入り練りワサビの原料となる。
ホースラディッシュの辛味成分は、[[カラシ]]と同様に[[配糖体]]で存在するため、すりおろすことで酵素が作用して辛味と香味が発現する。
 
特に[[北海道]]では、すりおろしたものに[[醤油]]をかけて[[薬味]]として使用したり、醤油漬けにしてご飯の[[おかず]]にする。
 
[[生化学]]実験では本種由来の酵素[[ペルオキシダーゼ]]が市販、利用されている。