「後輪駆動」の版間の差分

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[[ミッドシップ]]エンジン・リアドライブ方式(略してMR)とは前輪車軸と後輪車軸より間、すなわち車体中央近くにエンジンを配置し、後輪を駆動させる方式である。エンジン位置が車室の前方か後方かによって、それぞれフロントミッドシップあるいはリアミッドシップとも呼ばれる。車体中央近くにエンジンを配置する方式は他に[[FFミッドシップ]]があるが、これは前輪駆動である。
* エンジンを車軸間に配置することで重量バランスが極めて安定し、かつ前輪を操縦専用に使用でき、また慣性モーメントが小さくなって回頭性が上がるが、反面、一旦バランスを失うとスピンアウトし易いという欠点でもある。リアエンジン同様、エンジンが車体後方に位置するため走行風を受けにくく、スポーツ車等ではオーバーヒートし易いという欠点がある。
* 乗用車では車室がエンジンに圧迫されるため、市販車における採用はスポーツカーが多い(日本国内ではホンダの[[ホンダ・NSX|NSX]]、[[ホンダ・ビート (自動車)|ビート]]、[[ホンダ・S660|S660]]、トヨタの[[トヨタ・MR2|MR2]]、[[トヨタ・MR-S|MR-S]]、マツダの[[マツダ・オートザムAZ-1|AZ-1]]とそのOEMである[[スズキ・キャラ]]等)。
* 軽自動車の場合は、エンジンが小型であるがゆえに後部座席シート下や[[ハッチバック]]車のラゲッジスペース下にエンジンを納めることが可能な例もあり、[[ホンダ・アクティ]]、[[ホンダ・バモス]]([[ホンダ・バモスホビオ|ホビオ]]を含む)、[[ホンダ・Z#2代目(Z660)(1998年-2002年)|ホンダ・Z]]や[[三菱・i]]がMRを採用している。
* [[ワンボックスカー]]では、初代[[トヨタ・エスティマ]]がアンダーフロア形式のMRレイアウトを採用している。