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Munasca (会話 | 投稿記録)
完全市場は効率的市場仮説を内包するが、逆はそうではないのでそのように修正。あと細部修正。
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'''MM理論'''(エムエムりろん)とは、アメリカの[[フランコ・モディリアーニ]]と[[マートン・ミラー]]が[[1958年]]に提唱した、資本構造における近代的思考の基礎、[[金融経済学#完全市場|完全な[[市場]]の下で企業が資金調達を行うときには、資金調達方法の組み合わせ方を変えても企業価値は変化しないという定理である<ref>奥野正寛(1990)『現代経済学のフロンティア』日本経済新聞社、118-119頁。</ref>。
 
'''モディリアーニ=ミラーの定理'''(Modigliani({{lang-en-short|Modigliani-Miller theorem)theorem}})、'''資本構造の無効性原理'''(capital({{lang-en-short|capital structure irrelevance principle)principle}})とも呼ばれる。
 
== 概要 ==
[[金融経済学#完全市場を仮定([[効率的|完全市場仮説]]を仮定すれば、企業の資本構成および配当政策は企業価値に影響を与えないという定理であり、またMM理論は完全市場(効率的市場仮説:EMH)を前提とする理論であることから、完全市場でない現実の市場においては、資本構成や配当政策は企業価値に影響を与えるとされる。
 
== 歴史的背景 ==