「ウォッチメン (映画)」の版間の差分

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冷戦の終結と人類の統合体の形成のもと、ローリーとダニエルは破壊され再建中のニューヨークに戻り、新しい生活を始める。その頃、ニューヨークのある新聞の編集者は、最近は世界中が平和で何も記事にすることがないと不平を言っている。彼は、若い局員にクランク・レター (際物の垂れ込み情報などの信憑性の疑わしい手紙。字幕では「読者の手紙」。吹き替えでは「くず記事」) の束の中からでも何か記事になることを見つけ出せと言いつけ、その中にはロールシャッハの手記があった。
 
あれほどの犠牲が結局はロールシャッハの手記により無駄に帰するという皮肉か、あるいは新たな状況がウォッチメンの再結集を促すのか、余韻を残して[[クレジットタイトル|エンドクレジット]]が始まる。
 
== キャスト ==
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*ロールシャッハの母 - ローリー・ワッツ
*Dr.マンハッタンの父親 - ダリル・シャトルワース
 
 
実在の人物
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*'''エドワード・ブレイク / コメディアン'''
*:当初、プロデューサーのローレンス・ゴードンとロイド・レヴィンは[[ロン・パールマン]]とこの役に関して話し合っていた。<ref>{{cite news|author=Epstein, Daniel Robert|title=Talking to the Voice of Hellboy|work=Newsarama|date=2007-03-13|url=http://forum.newsarama.com/showthread.php?t=104931|accessdate=2007-03-13}}</ref> その以前のギリアムの企画時は[[ゲイリー・ビジー]]に確定しかけていた。 モーガンは原作コミックを読んだとき、彼が演じるかもしれないコメディアンが3ページめで殺害されたので読むのをやめてしまったという。モーガンはエージェントにこの役をやるつもりはないと告げたが、エージェントはこの役は非常に重要なパートなので、読み続けるようにと勧めた。<ref name=empire/> モーガンはコメディアン役を挑戦しがいのある役だと感じ、「コメディアンは口に出来ないような酷いことをするが、どういう訳か私達は彼を憎むことが出来ない。自分の仕事は、観客が最終的にコメディアンを好きになるが、それに関して言い訳する必要を感じないようにすることではないかと感じる。彼のしたことを考えれば、当然コメディアンを憎むべきなのに。」と語った。<ref name=morganandbutler>{{cite news|author=Newgen, Heather|title=Morgan and Butler Talk ''Watchmen''|work=Superhero Hype!|date=2007-12-08|url=http://www.superherohype.com/news.php?id=6586|accessdate=2007-12-09}}</ref>
 
*'''ジョン・オスターマン / Dr. マンハッタン'''
*:Dr.マンハッタン役には89年の企画時、会社側はアーノルド・シュワルツネッガーを押していた。その後キアヌ・リーヴスの名前が挙がっていたが<ref name="set">{{cite news|author=Garrett,Diane|coauthors=Michael Fleming|url=http://www.variety.com/article/VR1117969143.html?categoryid=13&cs=1|title=Cast set for ''Watchmen''|work=Variety|date=2007-07-25|accessdate=2007-07-31}}</ref>、予算の関係で制作が一時中止になったときに降りてしまう。<ref name="power">{{cite news|author=Kit, Borys|url=http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3ie88dcf13294612e0d5010ddce2a351f1|title=''Watchmen'' powering up with castings|work=The Hollywood Reporter|date=2007-07-26|accessdate=2007-07-26|archiveurl=http://web.archive.org/20070801092607/www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3ie88dcf13294612e0d5010ddce2a351f1|archivedate=2007-08-01}}</ref> 当初の企画時はマンハッタンは原作と違い普通の人間の様相で企画されていたが。クラダップに決定して原作と同じ姿に決定した。クラダップはオスターマンが人間であったシーンに登場するが、Dr.マンハッタンのシーンは[[CG]]に置き換えられている。しかし撮影中、クラダップは[[青色発光ダイオード]]で覆われた白いスーツを着てDr.マンハッタンを演じた。技術担当者たちはDr.マンハッタンの外見に関して、まるで神のような存在で、体格が非常に良く筋肉質であると考え、フィットネス・モデルの[[:w:Greg Plitt]]をモデルとして使った。そしてクラダップの頭部とGreg Plittの身体を合成した。<ref>{{cite web|url=http://www.popularmechanics.com/technology/industry/4307537.html|title=The Making of Watchmen's Dr. Manhattan|work=Popular Mechanics|last=McCarthy|first=Erin|date=2009-03-09|accessdate=2009-04-05}}</ref> スナイダーはクラダップの声を電子的に変換しないでDr.マンハッタンの声として使った。<ref name=calming>{{cite news|title=New Watchmen Footage Raises New Questions|author=Leupp, Thomas|work=ReelzChannel|date=2008-10-07|url=http://www.reelzchannel.com/article/729/new-watchmen-footage-raises-new-questions|accessdate=2008-10-07}}</ref>
 
*'''ローリー・ジュピター / シルク・スペクター(二代目)'''
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*'''エイドリアン・ヴェイト / オジマンディアス'''
*:オジマンディアス役には[[ジュード・ロウ]]、[[リー・ペイス]]、[[トム・クルーズ]](スナイダーはクルーズに関して、Dr. マンハッタン役の方がいいだろうと考えていた)などの名前が挙がっていたが<ref name=tf"set"/><ref name="set"tf/>、予算の関係で制作が遅れたために実現しなかった。<ref name="power"/> スナイダーはグッドのことを「大きく、背が高く、無駄が無い」と語り、その点が美しくて年齢を感じさせない、[[アーリア人]]のスーパーヒーローに合っているとも語った。<ref name=empire/> ヴェイトはプライベートではドイツ語のアクセントで、公にはアメリカのアクセントで話しているが、グッドによると、ヴェイトの両親は[[ナチ]]に関わった過去があり、彼はそれを恥じて家族の財産を受け継がず、世界中を旅し、独立独歩の人間となったという。これにより、[[アメリカン・ドリーム]]というテーマとオジマンディアスというキャラクターの二重性が浮き彫りになる。<ref>{{cite news|title=Capone Interviews Ozymandias! Matthew Goode Talks ''Brideshead Revisited'' and ''Watchmen''!|work=Ain't It Cool News|date=2008-07-21|url=http://www.aintitcool.com/node/37561|accessdate=2008-07-22}}</ref> ドイツ系という設定のため、グッドはオジマンディアスの姓「ヴェイト」を"Vight"(ヴァイト)と発音した。<ref>{{cite news|author=Wood, Erich|title=On Set ''Watchmen'' Interview: Adrian Veidt aka Ozymandias – Matthew Goode|work=IESB|date=2009-02-16|url=http://www.iesb.net/index.php?option=com_content&task=view&id=6295&Itemid=99|accessdate=2009-02-16}}</ref> グッドは自分自身は身体的にオジマンディアス役と合わないのではないかとこのキャスティングに不安を持っていた。スナイダーは断固としてこの考えを退け、グッドを安心させた。スナイダーはグッドに「我々はオジマンディアス役にぴったりの人物を探すのに苦労した。なぜなら、我々はハンサムで美しく、洗練されているという難しい組み合わせを求めていたからだ」と語った。<ref name=newsday>Frank Lovece, "[http://www.newsday.com/entertainment/movies/ny-ffmov6050365mar01a,0,7648380.story '300' director Zack Snyder is 'Watchmen' hero]", ''Newsday'', March 1, 2009</ref>
 
*'''サリー・ジュピター/ 初代シルク・スペクター'''
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== 制作 ==
=== 制作開始まで ===
1986年8月、プロデューサーの[[ローレンス・ゴードン]]が[[20世紀FOX]]のために『ウォッチメン』の映画化権を獲得し、[[ジョエル・シルバー]]と共に映画化に向けて動き出した<ref name="thomson">{{cite news|author=Anne Thompson|title=Filmmakers intent on producing new comic-book movies|work=Sun-Sentinel|date=1986-08-26}}</ref>。20世紀FOXは著者の[[アラン・ムーア]]に脚本を依頼するが<ref name="hughes"/> 断られたため、脚本家のサム・ハムに依頼した。1988年9月9日、ハムは第一稿を完成させるが、338ページ・9部からなる原作を128ページに集約するのは非常に困難だと語った。ハムは複雑な原作の結末をより分かりやすく書き直した<ref name="hughes">{{cite book|author=Hughes, David|title=The Greatest Sci-Fi Movies Never Made|publisher=Chicago Review Press; updated and expanded edition Titan Books (2008)|date=2002-04-22|isbn=1556524498; reissue ISBN 1845767551 (ISBN-13 978-1845767556)|chapter=Who Watches the ''Watchmen''? – How The Greatest Graphic Novel of Them All Confounded Hollywood}}</ref>。20世紀FOX は1991年に映画化から手を引いたため、ゴードンは Largo International 制作、20世紀FOX配給で動き出す。しかしLargo がその3年後になくなってしまう。
 
ゴードンとシルヴァーはこのプロジェクトを[[ワーナー・ブラザーズ]]に持って行き、[[テリー・ギリアム]]がメガホンを取ることになる。ハムの脚本に不満を抱いたギリアムは、[[チャールズ・マッケオン]]に書き直しを依頼する。第2稿では[[ロールシャッハ]]の日記はボイス・オーバーの形で描かれ、ハムが脚本化の際に除いた部分が戻された<ref name="hughes"/>。『ウォッチメン』の作画を担当した[[デイヴ・ギボンズ]]によると、シルヴァーはDr.マンハッタン役に[[アーノルド・シュワルツェネッガー]]を希望していたという<ref name="history">{{cite news|author=Jensen, Jeff|url=http://www.ew.com/ew/article/0,,1120854,00.html|title=''Watchmen'': An Oral History|work=Entertainment Weekly|date=2005-10-25|accessdate=2007-02-02}}</ref>。 撮影は[[パインウッド・スタジオ]]で行われる予定だった<ref>{{cite news|author=Rebello, Stephen|title=Sam Hamm – Screenwriter|work=Cinefantastique|pages=34–41|date=November 1989|accessdate=2008-05-12}}</ref>。しかし、ギリアムとシルヴァーが直前に手がけた『[[バロン (映画)|バロン]]』と『[[ダイ・ハード2]]』の予算がオーバーしたため、この映画のために$25 million しか用意することができなかった。これは必要な予算の四分の一にすぎなかった<ref name="hughes"/>。結果としてギリアムはこのプロジェクトを諦めた。ギリアムは「このストーリーを2時間から2時間半の映画にしてしまうことは、『ウォッチメン』の基本要素を取り去ってしまうことになると感じた」と語った<ref>{{cite news|url=http://www.empireonline.com/News/story.asp?nid=13532|title=Python Won’t Bite For ''Watchmen''|work=Empire Online|date=2000-11-13|accessdate=2006-09-23}}</ref>。ワーナー・ブラザーズが映画化を諦めた時、ゴードンは『ウォッチメン』を自主製作するので、監督に復帰して欲しいとギリアムに依頼する。ギリアムはこれを辞退し、映画よりも5時間のミニシリーズにした方がいいのではないかとの見解を示した<ref>{{cite news|author=Plume, Kenneth|url=http://filmforce.ign.com/articles/035/035925p1.html|title=Interview with Terry Gilliam (Part 3 of 4)|work=[[IGN]]|date=2000-11-17|accessdate=2006-09-23}}</ref>。
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=== 制作開始 ===
ワーナー・ブラザーズは正式に制作を決めたが、その後に、パラマウント映画はユニヴァーサル映画に対してこの映画に関する開発費を全額払い戻ししていないので、パラマウントはこの映画に関する法的な権利はないと主張した。そのため、この作品はワーナーとパラマウントの共同制作にはならなかった。交渉の末、パラマウント映画がこの映画の25%に対して権利を持ち、北米以外での配給を担当することに決まった。<ref name="horn">{{cite news|url=http://www.latimes.com/entertainment/news/movies/la-ca-watchmen16-2008nov16,0,4972856,full.story|title=A super battle over 'Watchmen'|author=John Horn|work=Los Angeles Times|date=2008-11-16|accessdate=2008-11-17}}</ref>『300』を監督したザック・スナイダーに目を留めたワーナーは、スナイダーに『ウォッチメン』を監督しないかと持ちかけた。<ref name="kickin ass">{{cite news|author=Robert Sanchez|title=Exclusive Interview: Zack Snyder Is Kickin' Ass With ''300'' and ''Watchmen''!|work=IESB|date=2007-02-13|url=http://iesb.net/index.php?option=com_content&task=view&id=1883&Itemid=99|accessdate=2007-02-14}}</ref> 数週間の考慮の後<ref name=journal>{{cite journal|url=http://www.filmjournal.com/filmjournal/content_display/news-and-features/features/movies/e3i8f6bf92e292731581559af0969092ce9|author=Frank Lovece|title=CGI: 'Watchmen'—Zack Snyder brings superhero saga to the finish line|journal=Film Journal International|date=2009-02-19|accessdate=2009-02-19}}</ref>、 2006年6月23日、ワーナーはスナイダーと正式に契約し、脚本はアレックス・ツェーが手がけることになる。<ref name="snyderduty">{{cite news|author=Borys Kit|title=Snyder gets duty on WB's ''Watchmen''|work=The Hollywood Reporter|url=http://www.hollywoodreporter.com/thr/film/brief_display.jsp?vnu_content_id=1002727033|date=2006-06-23|accessdate=2006-07-24|archiveurl=http://web.archive.org/20060701044400/www.hollywoodreporter.com/thr/film/brief_display.jsp?vnu_content_id=1002727033|archivedate=2006-07-01}}</ref> ヘイターの2つの脚本から良い部分を抜き出し、<ref>{{cite news|author=Ellwood, Gregory|url=http://www.variety.com/article/VR1117947044|title=World awaits ''Watchmen''|work=Variety|date=2006-07-18|accessdate=2006-09-23}}</ref> ツェーは原作にある冷戦下というセッティングを脚本に戻した。<ref name="exclusive">{{cite news|url=http://www.empireonline.com/news/story.asp?NID=19672|title=Exclusive: Zack Snyder talks ''Watchmen''|work=Empire Online|date=2006-10-05|accessdate=2006-10-05}}</ref> <!--ワーナー・ブラザーズはWarner Bros. was open to keeping the 1980s setting, although less so to the R-rating that Snyder wanted;[4] -->また、スナイダーはタイトルの部分にモンタージュ・シーケンスを加え、映画の中で描かれるもう一つのアメリカの歴史を観客が理解できるようにした。<ref>{{cite news|author=Patrick Lee|url=http://www.scifi.com/scifiwire/index.php?id=38891|title=Snyder: ''Watchmen'' Remains True|work=Sci Fi Wire|date=2006-11-09|accessdate=2006-11-09}}</ref> スナイダーはエンディングに関してはヘイターの原稿を採用した。<ref name="skulk">{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2009/02/01/movies/01itzk.html?_r=1&em=&pagewanted=all|title=Watchmen Skulk to the Screen|work=The New York Times|author=Itzkoff, Dave|date=2009-02-01|accessdate=2009-02-03}}</ref>
 
=== 撮影 ===
スナイダーは2007年6月から9月の間の撮影を望んでいたが、<ref name="bates">{{cite news|author=ScoreKeeper|url=http://www.aintitcool.com/node/31663|title=ScoreKeeper With Composer Tyler Bates Re: ''300'', ''Watchmen'', And Rob Zombie's ''Halloween''!!|work=Ain't It Cool News|date=2007-02-22|accessdate=2007-02-22}}</ref> 2007年9月17日まで延期となった。<ref>{{cite news|author=Eric Vespe|title=Zack Snyder and Quint have a brief conversation about ''Watchmen''! Pirate storyline! Rorschach! More!!!!|work=Ain't It Cool News|date=2007-07-29|url=http://www.aintitcool.com/node/33491|accessdate=2007-07-29}}</ref> また、スナイダーはこの作品に対して1億5000万ドルの予算を希望していたが、ワーナーは1億ドル以下を希望していた。<ref>{{cite news|author=Kit, Borys|title=''Watchmen'' feeding off ''300'' spoils|work=The Hollywood Reporter|date=2007-03-13|url=http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/film/news/e3i2ee5d9aaef69379cefdfd9cbfd13b2e9|accessdate=2007-03-13}}</ref> 結局、この映画の制作費はおよそ1億2000万ドルとなった。<ref name=skulk/> 制作は[[ニューヨーク]]のセットが組まれた[[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]で行われた。[[火星]]や[[南極大陸]]でのシーンは[[ブルーバック]]の前で行われた。<ref name="update">{{cite news|author=Jonah Weiland|url=http://www.comicbookresources.com/news/newsitem.cgi?id=8847|title=Snyder Gives A ''Watchmen'' Update|work=Comic Book Resources|date=2006-11-09|accessdate=2006-11-09}}</ref> [[ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス]]と[[:w:Intelligent Creatures|インテリジェント・クリーチャーズ]]が視覚効果を手がけた。<ref>{{cite web|title=Watchmen|work=Cinefex|url=http://www.cinefex.com/upcoming/films/watchmen.html|accessdate=2008-03-15}}</ref>
 
コミックブック・アーティストの [[:w:Adam Hughes|アダム・ヒューズ]]と[[:w:John Cassaday]]がキャラクター制作やコスチュームデザインのために雇われた。<ref name="costumes">{{cite news|author=Warmoth, Brian|url=http://www.wizarduniverse.com/movies/other/002738708.cfm|title=Casssaday costumes for Watchmen|work=Wizard|date=2006-12-14|accessdate=2006-12-18}}</ref> コスチューム・テストは2007年3月に行われた。キャラクターの外見は原作コミックに忠実だが、スナイダーはナイトオウルに関してはもっと怖そうな、オジマンディアスに関しては古代エジプト風の装いを凝らした姿にしたがった。<ref name="post game">{{cite news|author=Weiland, Jonah|title=''300'' Post-Game: One-on-One with Zack Snyder|work=Comic Book Resources|date=2007-03-14|url=http://www.comicbookresources.com/news/newsitem.cgi?id=9982|accessdate=2007-03-16}}</ref> 最終的に、ナイトオウルとシルク・スペクターの外見は原作コミックとは違う部分が多くなった。<ref name=fanqaa>{{cite news|title=Zack Snyder Fan Q&A — Part II|work=WatchmenComicMovie.com|date=2008-02-14|url=http://www.watchmencomicmovie.com/021408-zack-snyder-watchmen-interview.php|accessdate=2008-02-15}}</ref> コスチューム・デザイナーのマイケル・ウィルキンソンは、コスチュームを現実的なもの、また保護となるものとしてデザインし、またナイトオウルの衣装はダンの[[空気力学]]に関する知識を反映するものとして制作した。ナイトオウルのコスチュームにある鎖かたびらは鳥の羽に似せて作られている。<ref>{{cite news|author=Erich Wood|title=On Set ''Watchmen'' Interview: Michael Wilkinson – Costume Designer|work=IESB|date=2009-02-16|url=http://www.iesb.net/index.php?option=com_content&task=view&id=6294&Itemid=99|accessdate=2009-02-16}}</ref> Snyder also wanted the costumes to "comment directly on many of today’s modern masked vigilantes":<ref name=fanqaa/> 筋肉が浮き上がって見えるようなオジマンディアスのコスチュームは、『バットマン フォーエヴァー』や『バットマン&ロビン』のパロディである。<ref>{{cite news|title=Exclusive Zack Snyder Video Interview Backstage at Saturn Awards|work=Collider.com|date=2008-06-26|url=http://www.collider.com/entertainment/news/article.asp/aid/8331/tcid/1|accessdate=2008-06-27}}</ref> 撮影中、スナイダーはキャラクター達の背景に触れるような台詞を追加していった。<ref name=same>{{cite news|author=Jennifer Vineyard|title=Patrick Wilson Says ‘Watchmen’ Ending Remains The Same|work=[[MTV]]|date=2008-07-16|url=http://moviesblog.mtv.com/2008/07/16/patrick-wilson-says-watchmen-ending-remains-the-same/|accessdate=2008-07-16}}</ref>
 
プロダクション・デザイナーの [[:w:Alex McDowell|アレック・マクドウェル]]は、ニクソンの作戦指令室を映画『[[博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか]]』に出てくる作戦指令室のように制作した。彼はまた、研究所の中にあるDr.マンハッタンの部屋を [[:w:Maison Jansen]]の作品のように仕上げ、彼がアメリカで最も重要な人物であるかのような雰囲気を醸し出した。この部屋は更に[[デヴィッド・ボウイ]]主演の『[[地球に落ちてきた男]]』に登場する部屋とも似ている。<!--Probably needs context if you are not familiar with this film!-->.<ref>{{cite news|url=http://io9.com/5122529/what-is-david-bowie-doing-in-dr-manhattans-sweet-pad|title=What Is David Bowie Doing In Dr. Manhattan's Sweet Pad?|date=2009-01-02|work=io9|accessdate=2008-01-03}}</ref> セット・デザイナーはネットで見つけたカンサスの彫刻家たちの作品をDr.マンハッタンのアパートに設置した。<ref name="sculptures">{{cite news|author=Robert W. Butler|url=|title=KC screenwriter a finalist for $30,000 national fellowship|work=The Kansas City Star|date=2007-10-13|accessdate=2007-10-22}}</ref> 撮影は2008年2月19日に終わった。<ref>{{cite news|author=[[ザック・スナイダー|Zack Snyder]]|title=That's a wrap!|work=[[ワーナー・ブラザーズ|Warner Bros.]]|date=2008-02-19|url=http://rss.warnerbros.com/watchmen/2008/02/thats_a_wrap.html|accessdate=2008-02-24}}</ref>
 
== 実在する人物たちの登場 ==
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== ムーアとギボンズ ==
20世紀FOXが『ウォッチメン』の映画化権を獲得したとき、作者である[[アラン・ムーア]]は当初は映画化に関して胸を躍らせていた。1987年の''Comics Interview''の中でムーアは、脚本を手がけるサム・ハムが[[ノーザンプトン]]にあるムーアの家を訪れたことを認め、ハムであれば原作に忠実に脚色するのではないかと語った。最終的にハムの脚本では結末が変更され、エイドリアン・ヴェイツ<!--He is not referred to as Ozymandias in the Hamm script-->は死に、Dr.マンハッタンは時空を変え、それによってジョン・オスターマンが[[放射線]]の影響を受けないようにした。その結果、残りのキャラクター達は[[タイム・トラベル]]の結果生み出された世界にテレポートされるというものであった。<ref>{{cite news|author=Daniel Manu|title=Alan Moore endorsed ''Watchmen'' Movie... in 1987|work=Television Without Pity|date=2008-10-16|url=http://www.televisionwithoutpity.com/mwop/moviefile/2008/10/alan-moore-endorsed-watchmen-m.php|accessdate=2008-10-25}}</ref> ワーナー・ブラザーズが映画化権を持っていた頃、ムーアは[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|ヴァラエティ誌]]のインタビューに答え、映画化に関して以前の見解を変え、断固反対の立場をとると語った。ムーアは他とは違い、『ウォッチメン』は映画的ではないと感じていた。監督を手がけたがっていた[[テリー・ギリアム]]がムーアに接触した際、ムーアは「映画化できる作品ではないと思う」と語った。<ref name="hughes"/>
 
== 劇中で使用された楽曲 ==
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{{ザック・スナイダー}}
{{DC Comics films}}
 
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{{DEFAULTSORT:うおつちめん}}
[[Category:2009年の映画]]
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[[Category:アメリカ合衆国大統領を題材とした映画]]
[[Category:サターン賞受賞作品]]
 
 
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