「経頭蓋磁気刺激法」の版間の差分

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Giant2007 (会話 | 投稿記録)
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====うつ病の治療目的での利用====
うつ病では意欲、判断を司りかつ恐怖、不安を起こす[[扁桃体]]を制御する働きがある背外側前頭前野(DLPFC)の機能が低下している<ref name="nhkspe">[http://www.nhk.or.jp/special/onair/120212.html NHKスペシャル-ここまで来た!うつ病治療 [[日本放送協会|NHK]]]、2012年2月12日放送</ref>。TMSによりDLPFCを休みを入れながら40分程度刺激することによりDLPFCを活性化することによりうつ病を治療する<ref name="nhkspe"/>。
 
;原理
日本では<ref name="tms">[http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/qa/pdf/qa7.pdf TMSについて 鬼頭伸輔 杏林大学医学部]</ref>保険は未承認。6週間治療での寛解率は27%程度、続く24週間治療での寛解率は50-60%程度。副作用としては、刺激部位の痛みや不快感、頭痛など<ref name="tms" />。
:うつ病では意欲、判断を司りかつ恐怖、不安を起こす[[扁桃体]]を制御する働きがある背外側前頭前野(DLPFC)の機能が低下している<ref name="nhkspe">[http://www.nhk.or.jp/special/onair/120212.html NHKスペシャル-ここまで来た!うつ病治療 [[日本放送協会|NHK]]]、2012年2月12日放送</ref>{{要高次出典|date=2015年6月}}。TMSによりDLPFCを休みを入れながら40分程度刺激することによりDLPFCを活性化することによりうつ病を治療する<ref name="nhkspe"/>{{要高次出典|date=2015年6月}}
;保険適応
:現在、日本では保険は未承認<ref name="tms">[http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/qa/pdf/qa7.pdf TMSについて 鬼頭伸輔 杏林大学医学部]</ref>保険は未承認<ref name="katou" />。6週間治療での寛解率は27%程度、続く24週間治療での寛解率は50-60%程度。副作用としては、刺激部位の痛みや不快感、頭痛など<ref name="tms" />。
;副作用
:頭痛、頭皮痛、自発性けいれんなど<ref name="katou">加藤忠史 『うつ病治療の基礎知識』 筑摩選書、2014年(平成26年)。ISBN 978-4480015914。7章「修正電気けいれん療法など」</ref>。
;修正電気けいれん療法との比較
:rTMSは[[電気けいれん療法|修正電気けいれん療法(mECT)]]と違い、意識をうしなわない<ref name="katou" />が、効果は修正電気けいれん療法に劣る<ref name="katou" />。また修正電気けいれん療法は保険適応だが<ref name="katou" />、rTMSは未承認である<ref name="katou" />。
 
==TMS 装置==