「ロミー・シュナイダー」の版間の差分

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翌[[1969年]]、『[[すぎ去りし日の…]]』ではじめて[[クロード・ソーテ]]監督とコンビを組む。この作品はかつての婚約者との共演やスキャンダルといった呼び物がないにもかかわらずヒットし<ref name="ユルクス127-128">ユルクス、pp.127-128</ref>、続くソーテ監督『はめる/狙われた獲物』([[1970年]] 日本未公開)では男たちを手玉に取る娼婦を演じてこの映画も成功<ref name="佐々木152">佐々木、p.152</ref>、ロミーはフランスで70年代を体現する女優と目されるようになる<ref name="佐々木145">佐々木、p.145</ref>。[[1971年]]、[[ジョセフ・ロージー]]監督の『[[暗殺者のメロディ]]』で再度ドロンと共演。  
 
[[1972年]]、ヴィスコンティ監督が映画において、初めて史実に近いエリーザベトを描くことに成功した大作『[[ルートヴィヒ (1972年の映画)|ルートヴィヒ]]』でかつてそのイメージにつきまとわれ、[[トラウマ]]ともなった皇后エリーザベトを再び演じ、名匠ヴィスコンティが絶賛するほどの美しさと演技を見せた<ref name="佐々木161">佐々木、p.161</ref><ref name="ユルクス134">ユルクス、p.134</ref>。{{#tag:ref|エリーザベト皇后の真実の生涯を映画化する企画がヴィスコンティとの間に持ちあがったが、実現はしなかった<ref name="佐々木162">佐々木、p.162</ref><ref name="ユルクス286">ユルクス、p.286</ref>。|group=#}}
 
またこの年にはクロード・ソーテ監督の『[[夕なぎ (1972年の映画)|夕なぎ]]』で、[[イヴ・モンタン]]と共演。2人の男の間でどちらを取るとも決められず、また決めるつもりもなく、男達のもとを去る強い女・ロザリーを演じて『ルートヴィヒ』と並ぶ生涯の代表作の1つとする<ref name="佐々木162-164">佐々木、pp.162-164</ref><ref name="ユルクス138">ユルクス、p.138</ref>。
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|rowspan="2"|1972|| [[夕なぎ (1972年の映画)|夕なぎ]] <br />''César et Rosalie'' || ロザリー ||
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| [[ルートヴィヒ (1972年の映画)|ルートヴィヒ]] <br /> ''Ludwig'' || [[エリーザベト (オーストリア皇后)|エリーザベト]] ||
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|1973 || [[離愁 (1973年の映画)|離愁]]<br />''Le Train'' || アンナ ||