「黒部峡谷鉄道EDV形電気機関車」の版間の差分

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IGBT素子による2レベル電圧形PWMインバータ1基で2台の電動機を制御する、1C2M構成のインバータ2群で構成された[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]としており、日本の私鉄電気機関車では初の採用となっている。制御装置の小型化・軽量化のため、補助電源装置(SIV)は、VVVFインバータ装置と一体化<ref>VVVF/SIV装置と呼ばれている。</ref>されており、IGBT素子による2レベル電圧形PWMインバータにより、CVCF(定電圧・定周波数)制御としている<ref name="gihos12521">{{PDFlink|[http://www.toyodenki.co.jp/html/giho/giho125/s12521.pdf 黒部峡谷鉄道株式会社EDV形電気機関車用電機品]}} - 東洋電機技報 第125号</ref>。
 
主電動機は全閉自冷方式の誘導電動機であとしており、完全密閉形とすることで外部からの塵埃の侵入を防ぐ構造としてる。また、駆動方式が[[吊り掛け駆動方式]]のため、主電動機の車軸側には平軸受の部品が取付けられているため、主電動機の外枠は特徴的な形状としている<ref name="gihos12521">{{PDFlink|[http://www.toyodenki.co.jp/html/giho/giho125/s12521.pdf 黒部峡谷鉄道株式会社EDV形電気機関車用電機品]}} - 東洋電機技報 第125号</ref>。
 
[[電気ブレーキ]]には[[回生ブレーキ]]と[[発電ブレーキ]]を併用する、回生・発電ブレンディングブレーキを採用しており、下り坂などでのブレーキ時には、[[抑速ブレーキ]]として回生ブレーキを可能な限り有効に使用することで、省エネルギー化が図られているが、発電ブレーキでも、抑速ブレーキの全負担を可能としている。また、発電ブレーキは、VVVF装置内に内蔵されたブレーキチョッパにより作動しており、屋根上には発電ブレーキ用の抵抗器を2箱1ブロックを2群搭載して、防雪カバーで覆う構造としている<ref name="gihos12521">{{PDFlink|[http://www.toyodenki.co.jp/html/giho/giho125/s12521.pdf 黒部峡谷鉄道株式会社EDV形電気機関車用電機品]}} - 東洋電機技報 第125号</ref>。