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'''急性ストレス障害'''(きゅうせいストレスしょうがい、Acute Stress Disorder、'''ASD''')とは、生死や人間の尊厳に関わるようなトラウマ([[心的外傷]])を経験した後、体験をはっきり思い出したり悪夢として現れたり、そのため過覚醒状態となったり、体験に関したことを避ける傾向が続き、数日から4週間以内に自然治癒する一過性の障害を指す。より長期にわたって持続している場合には、[[心的外傷後ストレス障害]](PTSD)である。
 
世界保健機関の『[[疾病及び関連保健問題の国際統計分類]]』第10版(ICD-10)における診断名は、'''急性ストレス反応'''である。この反応についての最初の記述は、[[ウォルター・B・キャノン]]が[[1923年]]の著書『外傷性ショック』(''Traumatic Shock'')の中で、様々なストレスに対する[[アドレナリン]]の緊急反応について論じたものである。