「ミサイル防衛」の版間の差分

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==== Xバンド・レーダーとGBI ====
[[GBI (ミサイル)|GBI (Ground Based Interceptor)]] は大陸間弾道ミサイル (ICBM) よりアメリカ本土を防衛することを目的とした地上発射型の3段式迎撃ミサイルで、07年末までに[[カリフォルニア州]][[ヴァンデンバーグ空軍基地]]に3 発、[[アラスカ州]]フォート・グリーリーに21発が配備された。2009年末には計40発にする計画である。これに加えて、[[ポーランド]]に発射基地の建設を計画していたが、ロシアの反発を受けたこともあり、オバマ政権がイランのICBMによる脅威は低いとして[[RIM-161スタンダード・ミサイル3|スタンダードミサイル SM-3]]の配備に変更された。ポランドに配備されるはずだったGBIは、アメリカ本国に配備されているものから3段目のブースターを取り去った2段式となるとされていた。<ref>『[[軍事研究]]』2008年7月号56ページによる。</ref>。
 
また、GBIシステムにおいて、目標の探知・追尾に用いるため、大型のXバンド・レーダーが開発されている。このうち、[[海上配備Xバンドレーダー|海上配備型のXバンド・レーダー (SBX: Sea-Based X-Band Radar)]]が既にアラスカに配備されており、推定探知距離は5,000kmとされている。また、地上配備型のXバンド・レーダーであるXBRも開発されており、プロトタイプのGBR-Pは1998年より、[[クェゼリン環礁]]のUSAKAにおいて試験中である。