「マーハーラーシュトリー」の版間の差分

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[[ジャイナ教]]では、[[シュヴェーターンバラ派]](白衣派)が経典に[[アルダマーガディー語]]を用いたが、経典以外にはマーハーラーシュトリーの一種を用いることがあった。これを'''ジャイナ教マーハーラーシュトリー'''と呼ぶ。韻文と散文の両方の作品が書かれた。
 
ジャイナ教マーハーラーシュトリーで書かれた最古の文献はヴィマラ・スーリの『パウマチャリヤ』(パウマ伝、西暦300年ごろ)である。これはパウマ(=padma、[[ラーマ]]のこと)の生涯を描いた韻文で、ジャイナ教版の[[ラーマーヤナ]]と言える。ジャイナ教マーハーラーシュトリーの作品は8・9世紀ごろまで作られ、その後は[[アパブランシャ]]を用いるようになった。
 
ジャイナ教マーハーラーシュトリーの語形はほかのマーハーラーシュトリーと少し異なる。とくに母音の連続をさけるために y をはさむ特徴がある。たとえば上記の「心臓」は {{unicode|hiaa}} ではなく {{unicode|hiyaya}} になる。