「らくらく無線スタート」の版間の差分

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'''らくらく無線スタート'''(らくらくむせんスタート)は、[[NECアクセステクニカ]](現:[[NECプラットフォームズ]])が開発した[[無線LAN]]自動設定手順であるシステム。同社が販売する2004年以降の[[Aterm]]シリーズを筆頭とする無線LANルーター、[[モバイルWi-Fiルーター]]、回線業者に提供するレンタルホームゲートウエイルーター製品など搭載されている。[[バッファロー (パソコン周辺機器)|バッファロー]]の[[AirStation One-Touch Secure System|AOSS]]と共に二大無線設定システムとして知られ、AOSS共々[[Wi-Fi Alliance|Wi-Fiアライアンス]]に[[Wi-Fi Protected Setup|WPS]]を策定させる遠因となった
 
モバイルWi-Fiルーター製品にも搭載されている。回線業者に提供するレンタルホームゲートウエイルーター製品にも搭載されている。
 
== 概要 ==
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クライアントは専用子機のほか、[[Microsoft Windows XP#Service_Pack_2|WindowsXP SP2]]などのワイヤレスネットワークで制御できる状態であれば、メーカー提供の設定ソフト「らくらく無線スタートEX」をインストールすることで、PCのメーカーを問わず多くの[[Microsoft Windows|Windows]]クライアントでこの機能が利用できるようになっている。
 
WPS策定後のAtermはらくらく無線スタートとWPSの両対応となった。この場合は親機の「らくらくスタート」ボタンでWPSも待機状態となる。
 
=== 搭載製品 ===
*親機側[[アクセスポイント (無線LAN)|アクセスポイント]]
**らくらく無線スタート対応の[[Aterm]]シリーズ無線LANルーター
**らくらく無線スタート対応のAtermシリーズ [[モバイルWi-Fiルーター]]
**らくらく無線スタート対応の回線業者に提供するレンタルホームゲートウエイルーター製品
*子機側クライアント
**[[Aterm]]シリーズ無線LAN子機(WL54SE、WL300NE-AG)
**[[Aterm]]シリーズ無線LANルーターを子機モードにした状態(WR9500N-HP、WG1400HP、WG1800HP)
**[[Aterm]]シリーズ無線LAN子機(WL54AG、WL54SU、WL300NU-AGなど)+サテライトマネージャー or らくらく無線スタートEX
**[[Aterm]]シリーズ無線LAN子機(WL300NU-G、WL900Uなど)+らくらく無線スタートEX
**[[Microsoft Windows XP#Service_Pack_2|WindowsXP SP2]]、Vista、7、8 無線LAN内蔵PC+らくらく無線スタートEX
**[[ニンテンドーDS]][[ニンテンドーDSi|DSi、DSiLL]][[ニンテンドー3DS|3DS]]([[Newニンテンドー3DS|New]]含む)[[Wii]][[Wii U]]
**[[PlayStation]] [[PlayStation Portable|Portable]]、[[PlayStation 3|3]]、[[PlayStation 4|4]]、[[PlayStation Vita|Vita]]
**Sony PSP PS3 PS4 PSvita
**らくらく無線スタート対応の無線LANプリンタ  Canon  EPSON 
**らくらく無線スタート対応のタブレット端末、[[Android OS ]]スマートフォン 
 
=== 条件 ===
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== 操作 ==
# クライアント側にてこれを起動する。(ボタン操作、または専用クライアントツールの画面操作)
#アクセスポイント側の「らくらくスタート」もしくは「SET」ボタンを約10秒押す。
#*アクセスポイントのPOWERランプが緑点滅になり待機状態で、ネゴシエーションをする。
#*数十秒しアクセスポイントのPOWERランプが橙点滅に変化したらネゴシエーション成功。
#*ここでアクセスポイントのPOWERランプが緑・橙点滅の場合はWPSで設定されており、ここで設定完了となる。
#アクセスポイント側のボタンを約10秒押す。
#*POWERランプ橙点灯10秒 設定、保存が完了し、緑灯に戻り操作完了である。
*クライアント・アクセスポイントによっては操作方法が多少異なる場合がある
*アクセスポイントに設定されているSSID、暗号化が、子機側クライアントにコピーされ設定される。
 
== 他の方式(WPS、AOSS)との違い ==
*「らくらく無線スタート」では、暗号化方式は親機にあらかじめ設定されているものが使われる。例えば、親機に[[Wi-Fi Protected Access|WPA/WPA2-PSK]]が設定されており暗号化方式が[[Counter mode with Cipher-block chaining Message authentication code Protocol|CCMP]]([[Advanced Encryption Standard|AES]])や[[Temporal Key Integrity Protocol|TKIP]]である場合、クライアントがニンテンドーDSであると設定に失敗する。これは[[ニンテンドーDS]]が対応している暗号化方式が[[Wired Equivalent Privacy|WEP]]のみであることに起因する。新しい機種ではマルチSSIDのWEP用のセカンダリSSIDに接続される。
 
*MACアドレスフィルタリング使用の場合も接続が出来る。クライアントのMACアドレスが親機に登録される。
*ESSIDステルス使用の場合も接続が出来る(子機が対応していない場合は除く)。