「チャクリ・ナルエベト (空母)」の版間の差分
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|colspan="2"|[[CODOG]]方式
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|[[バサン]]-[[MTU 1163|MTU 16V1163
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|[[ゼネラル・エレクトリック LM2500|LM2500]] [[ガスタービンエンジン]] (22,125 shp)||2基
|-
|[[スクリュープロペラ|可変ピッチ・プロペラ]]||2軸
|-
|速力||colspan="2"|26[[ノット]]
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'''チャクリ・ナルエベト'''({{Lang-th|เรือหลวงจักรีนฤเบศร}}, {{Lang-en-short|HTMS ''Chakri Naruebet''}}, CVH-911)は[[タイ王国海軍|タイ海軍]]の[[航空母艦]]([[軽空母]])。同海軍初の航空母艦であり、[[航空機の離着陸方法#短距離離陸垂直着陸機|STOVL]]空母である。公式艦種は外洋哨戒ヘリコプター母艦(Offshore Patrol Helicopter Carrier)。艦名は現タイ王室名の[[チャクリー王朝]]に由来し、英訳では"In honour of the Chakri Dynasty"となる<ref name="Wertheim2013">{{Cite book|author=[[:en:Eric Wertheim|Eric Wertheim]]|title= [[:en:Combat Fleets of the World|The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition]]|year= 2013|publisher=[[:en:United States Naval Institute|Naval Institute Press]]|isbn=978-1591149545|pages=724-725}}</ref>。
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タイ海軍は[[1980年代]]後半より小型空母の取得を模索していた。一度は、[[ドイツ]]の[[ブレーマー・フルカン造船所]]に7,800トン級のハリアー搭載艦を発注したものの、この契約は[[1991年]]7月にキャンセルされた。かわって、[[1992年]][[3月28日]]に[[スペイン]]の[[バサン]]社に発注されたのが本艦である<ref name="Wertheim2013"/><ref name="木津2007"/>。
[[スペイン]]の[[バサン|バサン造船所]]で建造された。スペイン海軍の[[プリンシペ・デ・アストゥリアス (空母)|プリンシペ・デ・アストゥリアス]]の縮小改良型であり、艦尾中心と[[艦橋]]直前に計2基のエレベーター、艦首部に傾斜角12度の[[スキージャンプ]]甲板を装備している。▼
なお公式艦種
[[艦載機]]はスペインから購入した中古の[[ホーカー・シドレー ハリアー|AV-8Sマタドール]]6機及び[[SH-60 シーホーク|S-70B-7]]ヘリコプター6機である▼
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▲公式艦種の「外洋哨戒ヘリコプター母艦」の通り、本艦のそもそもの建造目的は「大規模災害における沿岸海域での捜索救難及び[[排他的経済水域|EEZ]]内の監視任務の中核艦の取得」であり、海洋作戦における戦術航空兵力の洋上拠点としての任務は二次的なものとされている。
▲[[艦載機]]はスペインから購入した中古の[[ホーカー・シドレー ハリアー|AV-8Sマタドール]]6機及び[[SH-60 シーホーク|S-70B-7]]哨戒ヘリコプター6機である。
==艦歴==
建造・就役はしたものの、[[アジア通貨危機]]に伴う不況により予算不足に陥り、不十分な装備のまま就役することとなった。
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