「一般名」の版間の差分

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* 商品名でない、基準となる物質、行為などの名称を一般名と呼ぶ場合がある。
* [[医薬品]]の一般名は一般流通している[[商品名]]とは異なる、[[有効成分]]の呼称を一般名と呼ぶ。
* [[X.500]]ディレクトリーの[[識別名]]、すなわちX.520の属性型において、CommonNameを一般名と訳す場合がある。
 
== 概要 ==
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大きく分けて、その名の指すように一般に流布、流用、慣用されている名称を指す場合と、物事の根幹や体を現す意味で用いられる名称とで分野毎に異なる使い方がなされているが、分野によって異なり統一されていない。
 
この混乱は、外国の言語を意味をそのままで[[日本語]]に置き換えている際に訳語の重複を許しているために起きていることと、日本語の'''一般'''の持つ意味から、慣用的に'''一般的な名称'''として使用されているということが重なって原因となり増長していると言える。
 
=== 民間での一般名 ===
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=== 学術分野での一般名 ===
'''学術名''' (latin(latin scientific name) name)と'''一般名'''(common (common name) name)の使い分けは学術専門分野、図書館、博物館などの情報分類で専ら用いられており、その場合では一般名は用いる文化や地域で異なって用いられる呼称を表していることが多い。そのため一般名が同じであっても学術名が違う、名前の指しているモノが違うと言うことがある。
 
* アメリカでは[[漢方]]や[[中医学]]、[[ハーブ]]、[[サプリメント]]などで用いられる[[薬用植物]]において、成分として学術表記がなされていない時は信頼性を欠くと定めている。これは一般名で同様植物を代替として用いることで虚偽表記と取ることができるためである。
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国際一般名医薬品の命名法には一定のルールがあり、その名前から薬効や構造を大雑把に掴む事ができる。しかし慣習上一般名に商品名が採用されている場合があり、また国別に採用名称が異なることがあるため、一概に言うことはできない。
* 医薬品の一般名は主に学術分野で用いられ、医療の現場では商品名が使用されている。
* [[医薬品]]を処方する時に一般名を用いることで、患者が[[先発医薬品]]と[[後発医薬品]]とでの選択肢を得ることができる。医薬品に含まれる一般名を英語でジェネリックネーム(generic (generic name) name)と言うため、後発医薬品のことをジェネリック医薬品と呼ぶ場合がある。
 
=== X.500ディレクトリーの識別名で用いられる一般名 ===
[[X.500]]ディレクトリーの[[識別名]]、X.520の属性型において、CommonNameを一般名と訳す場合がある。CN、cnとも表記される。
 
これは、[[デジタル証明書]]の発行者や主体者…つまり、証明書を発行された者…を示す識別名の登録内容の一つである。デジタル証明書は一般に、[[Secure Sockets Layer]] (SSL) (SSL)通信や電子メールなどで用いられ、その発行者 ([[認証局]]) の確認や主体者の[[認証]]に使用されるが、SSLのサーバ[[認証]]に使うことが特に多い。したがって、主体者は、SSLのサーバ名…典型的には[[Webサーバ|ウェブサーバ]]の[[Domain Name System|DNS]]完全修飾ホスト名…であることが非常に多い。しかし、[[電子署名]]つきのメールやSSLのクライアント認証においては、人間の名前であったり、あるいは装置を表す名前であったりすることもある。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
* [[学術名]]/[[慣用名]]/[[商品名]]/[[正式名]]/[[通称]]/[[商標]]
* [[医薬品]]/[[薬事法]]/[[世界保健機関|WHO]]/[[INN]]
* [[インターネット]]/[[通信プロトコル]]/[[Secure Sockets Layer]]/[[セキュリティ通信]]
* [[普通名称化した商標一覧]] - 普通名称化した商標の一覧