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2015年7月15日時点での議席数に変更(国民議会ウェブサイトより)。若干改訂。
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'''共和党'''(きょうわとう、Jumhooree Party)は、[[モルディブ]]の政党。2014年[[国民議会 (モルディブ)|国民議会]]選挙まで連立与党の一角を占めていたが、その後に連立与党間で対立を生じて離脱、2015年1月現在は国民議会野党第2党となっている。ヴィラ財団を率いる実業家にして、[[マウムーン・アブドル・ガユーム]]大統領の下で財務大臣を務めた経験を持つ{{仮リンク|ガーシム・イブラヒム|en|Qasim Ibrahim}}が現党首。現在の略称は「'''JP'''」だが、2009年まではRepublican Party、略称「'''RP'''」としていたこともあった(正式な改名時期は不明)。
 
== 概要 ==
2008年夏の大統領選挙直前の同年5月に、ガーシム・イブラヒムによりRP共和党は設立された。大統領選挙にはガーシムが自ら候補として参戦したが、第1ラウンドで得票率15%、4位敗退となる。決選投票では、RP共和党は第1ラウンド2位だった[[モルディブ民主党]](MDP)の[[モハメド・ナシード]]を支持し、その逆転勝利に貢献した<ref>[http://www.dhivehisitee.com/election-2013/political-parties/jp/ Jumhooree Party]DHIVEHI SITTE(2014年6月25日閲覧)</ref>。しかし翌2009年の[[国民議会 (モルディブ)|国民議会]]選挙では、RP共和党は全77議席中1議席を獲得したに留まった。
 
その後、2012年2月に、ナシードが軍・警察の事実上のクーデターにより大統領を辞任するなど重大な事件が起きた。ナシードの後任として[[モハメド・ワヒード・ハサン]]が大統領となると、MDP以外の政党が連立与党を構成することになり、共和党も連立の一員となっている。
その後、2012年2月に、ナシードが軍・警察の事実上のクーデターにより大統領を辞任するなど重大な事件が起きた。政治的混乱の中で、ガーシム率いるJPは次第に勢力を拡大していく。2013年大統領選挙にもガーシムは再挑戦したが、第1ラウンドで3位敗退した。しかし、ガーシムの得票率は23~24%を確保しており、JPの党勢の拡大を証明しただけでなく、前回同様キャスティング・ボートを握ることになった。最終的にJPは、2位だったPPMの{{仮リンク|アブドラ・ヤーミン|en|Abdulla Yameen}}を支持、決選投票での逆転勝利をまたしても導く。これによりJPは、[[モルディブ開発連合]](MDA)と共にPPMとの連立を形成することになった<ref>[http://www.lk.emb-japan.go.jp/Maldives/Japanesepage/201112politics.pdf 「2013年11~12月主な動き」]在スリランカ日本国大使館ホームページ(2015年4月13日閲覧)</ref>。翌2014年3月22日の国民議会選挙でも、連立与党の一員としてJPは全85議席中15議席と躍進を果たし、第3政党の地位を獲得した<ref>[http://www.ipu.org/parline-e/reports/2199_E.htm Last Election Maldives Majlis (People's Majlis)][[列国議会同盟]](IPU)ホームページ(2014年6月23日閲覧)</ref>。
 
しかし国民議会2013年大統領選挙から僅か3日後の3月25日、突然にもガーシムが国民議会議長選に出馬を表明する。これにPPM反発再挑戦たがPPM第1ラウンド独自候補を擁立することを表明3位敗退した。しかし、ガーシムの得票率23~24%を確保しており、共和MDP協力党勢拡大得ようと動き始める<ref>[http://www.lk.emb-japan.go.jp/Maldives/Japanesepage/Maldivespolitics.html 「モルディブ2014年3~4月主証明しただけで動き」]在く、前回同様キャリラティカ日本国大使館ホグ・ボムページ(2015年4月13日閲覧)</ref>トを握ることになった5月28日最終的に共和党は2位だったPPM議員{{仮リンク|アブドラ・マシハ・モハメドとガーシムが議長ミン|en|Abdulla Yameen}}争ったが支持43票対39決選投票でマシーハが当選の逆転勝利をまたても導く同日これにより共和党は[[モルディブ開発連合]](MDA)と共にPPMはJPの連立合意違反責めて連立を解消、形成するの際JPの閣僚2名が離党してPPMに移籍しなった<ref>[http://www.lk.emb-japan.go.jp/Maldives/Japanesepage/Maldivespolitics201112politics.htmlpdfモルディブ201420135~611~12月主な動き」]在スリランカ日本国大使館ホームページ(2015年4月13日閲覧)</ref>。更に、7翌2014年3922の国民議会選挙で1名、連立与党JP議が離党してPPMに移籍共和党は全85議席中15議席と躍進を果たている、第3政党の地位を獲得した<ref>[http://www.lkipu.emborg/parline-japan.go.jpe/Maldives/Japanesepagereports/Maldivespolitics2199_E.htmlhtm 「モルディブ2014年7~8月主な動き」Last Election Maldives Majlis (People's Majlis)]在スリランカ日本[[列大使館議会同盟]](IPU)ホームページ(2015(2014461323日閲覧)</ref>。2014年末時点で、JPはMDPと協調行動をとる形で野党として活動中であり、国民議会の議員数は12名となっている
 
しかし国民議会選挙から僅か3日後の3月25日、突然ガーシムが国民議会議長選に出馬を表明する。これにPPMは反発して、PPMで独自候補を擁立することを表明したが、ガーシムは野党MDPの協力を得ようと動き始める<ref>[http://www.lk.emb-japan.go.jp/Maldives/Japanesepage/Maldivespolitics.html 「モルディブ2014年3~4月主な動き」]在スリランカ日本国大使館ホームページ(2015年4月13日閲覧)</ref>。5月28日、PPM議員のアブドラ・マシーハ・モハメドとガーシムが議長を争ったが、43票対39票でマシーハが当選した。同日、PPMは共和党の連立合意違反を責めて連立を解消、この際に共和党の閣僚2名が離党してPPMに移籍した<ref>[http://www.lk.emb-japan.go.jp/Maldives/Japanesepage/Maldivespolitics.html 「モルディブ2014年5~6月主な動き」]在スリランカ日本国大使館ホームページ(2015年4月13日閲覧)</ref>。更に、7月9日にも1名の共和党議員が離党してPPMに移籍している<ref>[http://www.lk.emb-japan.go.jp/Maldives/Japanesepage/Maldivespolitics.html 「モルディブ2014年7~8月主な動き」]在スリランカ日本国大使館ホームページ(2015年4月13日閲覧)</ref>。
 
2015年7月15日時点で、共和党はMDPと協調行動をとる形で野党として活動中であり、国民議会の議員数は11名となっている。
 
== 注 ==