「ロールス・ロイス エイヴォン」の版間の差分
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[[ファイル:Rolls Royce Avon MK 203.jpg|thumb|300px|エイヴォン Mk.203]]
'''エイヴォン'''
== 概要 ==
イギリスで開発され、[[第二次世界大戦]]終結時には既に十分な実績を積んでいた[[遠心式圧縮機|遠心圧縮式]]ターボジェットエンジンは、当時最大級の推力を誇った同社製の[[ロールス・ロイス ニーン|ニーン]]も含め、機械的限界から性能向上の余地が殆どなくなりつつあった。
従って、遠心式よりも構造は複雑化するが、小径で、制御パラメータがより多く取れ、発展性のある[[軸流式圧縮機|軸流式]]への転換は技術的必然だったが、[[翼平面形#後退角効果|後退翼]]と同様に、軸流式ターボジェットエンジンの分野でも独走状態にあった独の技術者は、敗戦と同時に米ソが奪い合う形で自国に招聘していたため<ref>ソビエトの場合は半ば強制連行に近いものであったという。</ref>、英仏は独自開発を余儀なくされ<ref>イギリスにおいては既に遠心式で先行しており、フランスは[[BMW 003]]を開発したチームを雇用して[[
[[ファイル:Rolls Royce Avon Caravelle.jpg|thumb|300px|エイヴォン300のカッタウェイモデル]]
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エイヴォンは同様に[[ボルボ・エアロ|スヴェンスカ・フリーグモートル]](現 : ボルボ・エアロ)においてもRA.3/Mk.109が'''RM5,'''として、そして推力17,110 lbf (76,110 N) の改良型のRA.29が'''RM6'''としてライセンス生産された。RM5は[[サーブ 32 ランセン]]の動力としてRM6は[[サーブ 35 ドラケン]]の動力として搭載された。
量産はベルギーの[[FNハースタル|ファブリックナショナル]]でも同様に行われ、300基のエイヴォン113や多数のエイヴォン 203が生産された<ref>http://www.flightglobal.com/pdfarchive/view/1962/1962%20-%201011.html</ref>。
アメリカにおいてエイヴォンは垂直着陸機である[[X-13 (航空機)|ライアン X-13A-RY バーティジェット]](RA.28-49を搭載)に使用された。
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オーストラリアではエイヴォンは{{仮リンク|連邦航空機会社|en|Commonwealth Aircraft Corporation}}で{{仮リンク|エイヴォン セイバー|label=CA-27 エイヴォン-セイバー|en|CAC Sabre}}として知られる[[F-86 (戦闘機)|F-86セイバー]]を大規模に改良した機体に使用された。
エイヴォンの生産は1974年まで大半は[[シュド・カラベル]]やイングリッシュ・エレクトリック (BAC) ライトニングに使用する
== 派生機種 ==
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: 更に改良されたエイヴォン 200 シリーズ
; RA.29
: Mk.300 シリーズの民間型だが民間機で搭載した機体は
; Mk.301 / Mk.302
: 軍用のエイヴォンの最高の機種で[[イングリッシュ・エレクトリック ライトニング]]の後期型に搭載された - 推力12,690 lbf (56,450 N)(アフターバーナー使用時16,360 lbf (72,770 N)).
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{{RRaeroengines}}
{{
[[Category:ターボジェットエンジン]]
[[Category:船舶用エンジン]]
[[Category:イギリスの航空機用エンジン]]
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