「寒色」の版間の差分
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== 寒色の効能 ==
寒色は視覚的に[[副交感神経]]に作用し、[[興奮]]を鎮めたり[[食欲]]を減退させる効果を持つとして[[カラーマーケティング]]の現場で利用される。
実際に、室温や[[間取り]]などの条件が同じ部屋に何人かの被験者に出入りしてもらうという実験では、寒色系の壁の部屋のほうが体感温度が2〜3[[セルシウス度|℃]]低いという結果が出た。
また、別の条件下で「今の室温は何度だと思いますか」の一文を、[[液晶ディスプレイ|液晶カラーモニター]]に表示される背景色を替えて質問するという実験では、[[赤]]と[[橙色]]では実際の室温に近かったのに対し、寒色系および[[黒]]・[[白]]色の場合の回答が実際の室温より5℃前後低かった<ref>{{cite web|url=http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/77/contents/pdf/3EV-062.pdf |title=温度の評価に及ぼす背景色の効果 |publisher=[[日本心理学会]] |date=2013 |format=pdf |accessdate=2015-07-16}}</ref>。
[[銀行]]や[[病院]]の待合室に寒色系の色が使われることが多いのは、[[時間]]を短く感じさせる効果([[:wikt:鎮静|鎮静]]作用)を狙ったものであると同時に寒色系などの色が[[:wikt:誠実|誠実]]さや[[:wikt:清潔|清潔]]さを感じさせるからという理由が大きい。[[紳士服]]の売上では就職試験に出向く男性学生の[[背広]]で最も売れ行きがいいのが[[紺色]]で、[[警備員]]や[[警察官]]の制服の色も日本に限らず[[アメリカ]]や[[フランス]]など多くの国は寒色系である。
こうした効能はかなり文化的な影響を受けており、たとえば[[ヨーロッパ]]では[[15世紀]]に至るまで青は暖色だったし、[[ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ|ゲーテ]]の時代でも青には温かいイメージがあった
[[燃焼]]時の発色が赤や橙といった暖色系の色の[[炎]]よりも青や水色といった寒色系の色を出す炎の方が高温である。
暖色/寒色といった
==出典==
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== 関連項目 ==
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