「読売アンデパンダン展」の版間の差分

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しかし[[1963年]](第15回展)のアンデパンダン展においてもネオダダの作家たちは全く自重せずに異様な作品を出品し続け、さらに[[時間派]]のメンバーが美術館前で騒いで警察に連行される、[[グループ・サウンズ|グループ音楽]]のメンバーが美術館前で演奏を始めて係員ともめるなど、さらにカオスと化した。主宰者は相次ぐトラブルに手を焼き、[[1964年]]の第16回展直前、突然開催中止をアナウンスし、その歴史に幕をひいた。ある意味で大手メディアによる芸術振興の限界を示したとも言える。
 
なお、「読売アンデパンダン展」を中止に追い込んだネオダダのメンバーで、千円札の精密な模写を出展した[[赤瀬川原平]]は、後に通貨模造の罪で[[逮捕起訴]]された([[千円札裁判]])。当時のネオダダメンバーの出品作は作った当人としても扱いに困るものだったため廃棄されたものが多いが、赤瀬川の作品のみは裁判の証拠として[[検察庁]]に押収されたため、結果として一連の作品が例外的に後世まで現存している。
 
== 関連文献 ==