「パンセ」の版間の差分

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『パンセ』は[[格言|箴言]]を多数含んでいることでも知られている。例えば「'''人間は考える葦である'''」という有名な言葉も『パンセ』の中にパスカルが残した言葉である<ref>roseau pensant, ブランシュヴィク版断章No.347</ref>。正確には「人間はひとくきの葦にすぎず、自然の中で最も弱いものである。しかし、考える葦である」がおおよその訳である。「[[ヨシ|葦]]のように人間はひ弱なものであるが、思考を行う点で他の[[動物]]とは異なっている」という事を示す言葉と言われている。
 
また、[[バタフライ効果]]や[[複雑系]]を連想させる「'''[[クレオパトラ7世|クレオパトラ]]の鼻。それがもっと低かったなら、大地の全表面は変わっていただろう'''<ref>ブランシュヴィク版 2章162</ref>」、[[1990年]]に[[ベストセラー]]になった『[[7つの習慣]]』でも引用されている「'''心情は、理性の知らない、それ自身の理性を持っている'''<ref>ブランシュヴィク版 第4章277</ref>」も有名である。
 
== 出典 ==