「停滞前線」の版間の差分
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[[ファイル:Stationary front symbol.svg|thumb|200px|天気図における停滞前線の記号。]]▼
'''停滞前線'''(ていたいぜんせん, stationary front)は、暖かい空気と冷たい空気の勢力がほとんど等しい接触面で発生する[[前線 (気象)|前線]]。他の前線に比べて動きが遅く、停滞しているように見えることから名付けられた。
▲[[ファイル:Stationary front symbol.svg|thumb|200px|天気図における停滞前線の記号。]]
== 特徴 ==
[[日本]]付近をはじめとした[[北半球]]では、[[北極]]に近いほど冷たい[[寒気]]団が、[[赤道]]に近いほど暖かい[[暖気]]団が存在している。そして、これらの[[気団]]で構成される[[高気圧]]がいくつか存在し、季節によって弱くなったり強くなったりしている。
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停滞前線は、季節性が強いのが特徴である。日本付近では、主要な2つのほか、いくつか確認されている。
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; 春雨前線([[菜種梅雨]]の停滞前線)▼
: 3月~4月ごろに発生することがある停滞前線。偏西風の大蛇行=[[ブロッキング (気象)|ブロッキング]]によるもので、持続期間は数日程度。▼
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偏西風の大蛇行=[[ブロッキング (気象)|ブロッキング]]によるものは、季節を問わず発生することがある。これによりヨーロッパや北米などでも停滞前線が見られる。偏西風の蛇行が少ないのが停滞前線の特徴であると先述したが、ブロッキングの場合は蛇行のカーブが前線の規模よりも大きい。ブロッキング高気圧が梅雨で言う[[オホーツク海高気圧]]の役割をして、梅雨や秋雨と同じような状態が局地的に出来上がるものである。
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== 関連項目 ==
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