「ノックダウン (ゲーム)」の版間の差分

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'''ノックダウン (ゲーム) ''' (knock down) とは、ナムコ(後の[[バンダイナムコエンターテインメント]])が販売した[[ゲームセンター]]向けの体感ゲーム機で、筐体に付属されているグローブを着用し、的をめがけてパンチを放つことでその強さを測定する[[パンチングマシン]]の一種である。
[[File:Knock0.JPG|thumb|2代目ノックダウン90と初代ノックダウン]]
 
 
==概要==
 
プレイヤーはコイン投入後、筐体に付属されている[[グローブ]]を着用し、ゴングが鳴ったらプレイヤーの近くに寄ってきた打撃対象面(パッド)を殴ることで、その威力が算出される。100円で2発殴ることができ、2発のうち記録の高かったほうのスコアを基準に、プレイヤーのレベルがランク付けされる。[[パンチングマシン]]の中では最もシンプルな測定ゲームである。
 
部品調達難に伴い、2015年7月に筐体のサポートが終了することが発表された<ref>[https://www.banasupport.net/cms-files/E3818AE79FA5E38289E3819B20150722-E4BF9DE5AE88E5AFB.pdf 『弊社商品の保守対応終了について』]バンダイナムコエンターテインメント 2015年7月</ref>。
 
==シリーズ==
 
ナムコの[[パンチングマシン]]のノックダウンは、これまで3種類販売されている。1981年に登場した[[パンチングマシン]]の元祖であるノックダウン、1991年に登場した前作の改修版であるノックダウン90、2001年に登場した大幅なリニュアルをしたノックダウン2001である。以下、機種ごとの特徴を記述する。
 
==ノックダウン==
 
1981年に販売。ナムコの初代[[パンチングマシン]]。当時は唯一の[[パンチングマシン]]であり、他に類似ゲームはなかった。そのため試作的要素が強く、当初グローブなどは設置されていなかった。
 
===ランク基準===
 
本作では、プレイヤーのスコアに応じて、以下のようにランク付けされる。なお本作では単発最大199まで計測することができる。
 
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===問題点===
 
 
本作では[[ゲームセンター]]に来店する一般人を対象としたゲームであることを想定しており、格闘家が練習用に使うといったことは想定されていなかった。軽いお遊び感覚でのパンチ力測定ゲームになるはずであったが、予想以上に本気で殴る人が多く、怪我をしてしまう人が続出した。これに対してナムコは怪我の防止策の一環として拳や手首の保護のための[[ボクシンググローブ]]を備え付けた。この際、プレイ時の助走防止、盗難防止という観点から筐体とグローブは一定の長さの紐で結ぶことで固定された。また強い人が本気で殴るとパッドが壊れてしまうという事態が発生した。
 
 
==ノックダウン90==
 
1991年に販売。ゲームの基本システムは前作を踏襲し、前作で問題となった箇所を改良した改修版。筐体にボクシングの練習用グローブを備え付けることで、拳や手首の怪我を防止することで安全性を向上させた。
 
===ランク基準===
 
本作では、プレイヤーのスコアに応じて、以下のようにランク付けされる。なお本作では単発最大199まで計測することができる。
 
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===特徴===
 
本作ではこれまでの起き上がるタイプのパッドから、筐体上部のレーンに打撃対象面である[[サンドバッグ]]を吊るし、それをパッドとした。これによりプレイヤーのパンチによる筐体への衝撃や、プレイヤー自身の拳や手首にかかる負担を減少させている。
 
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===ランク基準===
 
本作でのランキングの基準は以下の通りである。
 
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===記録===
 
本作では筐体に小型の[[モニター]]が設置され、ゲーム進行の誘導、プレイに関する注意点などが映し出される。本作では優秀な記録は保存され、当日記録、月間記録、歴代記録などに反映される。これらの記録はデモ画面で定期的に映し出される。なお、歴代1位になるとグランドチャンピオンと称される。
 
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==関連項目==