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太陽の角直径はシリウスの約25万倍になる(シリウスは太陽の約2倍の実直径を持つが、距離が太陽より約50万倍遠い)。また、太陽の[[見かけの等級]]は-26.8等でシリウスは-1.47等である。よって等級差が約25等級あるため、太陽の見かけの明るさはシリウスの約10<sup>10</sup>倍となる。この明るさの比は、単位[[立体角]]当たりの明るさが同じだと仮定すると角直径が10<sup>5</sup>倍異なる場合に相当する。実際の角直径の比は約25万倍なので、シリウスの単位立体角当たりの明るさ([[表面輝度]])は太陽より約(25万/10万)<sup>2</sup> = 6倍明るいことが分かる。
 
また上記の値より、太陽の角直径はケンタウルス座アルファ&alpha;星A (α&alpha; Cen A) の約25万倍である(α(&alpha; Cen A は太陽とほぼ同じ実直径を持つが、距離が太陽より約25万倍遠い)。α Cen A の見かけの等級は-0.01等なので、太陽の見かけの明るさは α Cen A の約 4 × 10<sup>10</sup> 倍となる。これは単位立体角当たりの明るさが同じだと仮定すると角直径が約20万倍異なる場合に相当する。実際の両者の角直径の比は約25万倍なので、α Cen A の単位立体核当たりの明るさは太陽より少し明るいことが分かる。
 
太陽の角直径は月とほぼ同じである(太陽の実直径は月の約400倍だが、地球からの距離も月より約400倍遠い)。満月の見かけの等級は最も明るい時で-12.7等なので、太陽の見かけの明るさは満月の約43万倍である。これは単位立体角当たりの明るさが同じだと仮定すると角直径が約660倍異なる場合に相当する。よって、単位立体角当たりの明るさが太陽と同じで角直径が約2.7秒角の天体があったとすると、ちょうど満月と同じ明るさに見えることになる。