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天文時と常用時を追加など
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歴史的には、時刻系は[[地球]]の[[自転]]周期に基づいていた。しかし地球が自転する速度は一定ではない。そこで地球自転に基づく基準は最初、地球の[[公転]]周期を用いた基準に置き換えられた。しかし地球の軌道は[[楕円]]であり、[[太陽]]に近い位置では地球の公転は速くなり公転速度も結局は一定ではない。比較的最近になると、時間間隔の基準は地球の自転や公転の速度に基づく過去の基準に代わって非常に正確で安定している[[原子時計]]に基づく基準に置き換えられている。
 
[[国際単位系]](SI)認知おいて時間の基準とされている時間間隔は[[秒]]である。秒は他の様々な時間尺度の基準として用いられている。他の時間間隔([[分]]、[[時間 (単位)|時間]]、[[日]]、[[ユリウス年]]、[[ユリウス年#ユリウス世紀|ユリウス世紀]]など)は通常、秒を用いて定義されている。
 
==時刻の表現==
時刻系は[[時刻]]の基準であり、時刻を表現(例えば[[グレゴリオ暦]]の[[年]]・[[月]]・[[日]]・[[時]]・[[分]]・[[秒]]の値を書き下す。)する際は、時刻系を指定する必要がある。同一時刻でも、用いる時刻系によって異なる表現となる。例えば'''[[協定世界時]]'''('''UTC''')と'''[[国際原子時]]'''('''TAI''')とでは2010201538月現在、UTCによる時刻はTAIのそれより正確に34秒36遅れた値となる。
 
== 様々な時刻系 ==
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ある地域の'''地方時'''または'''常用時'''は、一日の始まりがその場所での深夜に始まるようにUTCに対して[[四捨五入]]された固定値(通常は1時間の整数倍)だけずれている時刻である。<!--詳しくは'''[[標準時]]'''を参照のこと。-->また一年に2回、時刻を特定値(通常は1時間)だけ変更する場合がある。これについては[[夏時間]]を参照のこと。
 
=== 天文時と常用時 ===
天文学では、[[クラウディオス・プトレマイオス]]の創始以来、[[正午]](昼の12時)を1日の起点とする「[[太陽時#天文時|'''天文時''']]」(Astronomical time)を使用してきた。これは天文観測の途中で日付が変わるのは不便だからである。しかし、天文時は一般の生活感覚とは異なるので、混乱の元である。
 
このため、1925年1月1日からは、 天文時に代えて「'''常用時'''」(市民時、civil time)([[正子]](夜の0時)を1日の始まりとする。)を天文学においても使用している([[グリニッジ標準時#天文時の廃止]])<ref>[http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/CDD7C1C72F1C6FCA4C8A4CFA1A92F1C6FCA4CEBBCFA4DEA4EA.html 1日の始まり] 暦wiki、暦計算室、国立天文台</ref>。 ただし、[[ユリウス日]]については、現在でも正午が1日の始まりであることに注意が必要である。
== 惑星運動の計算に用いられる時刻系 ==
[[地球時]]・[[座標時]](過去の[[暦表時]]・[[力学時]]も)はすべて[[惑星]]の運動を計算するための一様な[[時刻]]を与える時刻系である。
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==外部リンク==
*[http://tycho.usno.navy.mil/systime.html 時刻供給部によるSystems of Time]時刻系の簡単な](明、アメリカ海軍天文台
*[http://tycho.usno.navy.mil/leapsec.html 秒とLEAP SECONDS] 閏秒の定義](正確かつ詳細な説明、アメリカ海軍天文台
*[http://www.ucolick.org/~sla/leapsecs/timescales.html Time Scales] 様々な時刻系の解説と天文学的時刻系の歴史] by Steve Allenによる、University of California Observatories
*[http://www.ffortune.net/calen/calen/zikoku-taikei.htm 時刻体系について]
*[http://staff.aist.go.jp/y.fukuyama/time/glossary.html 時間の用語集 ]
*[http://www.town.bisei.okayamas-yamaga.jp/stardb/calnanimono/datauchu/cal0070jikokutokoyomi-02.htmlhtm 時刻と暦] 山賀 進
*[http://web.kyoto-inet.or.jp/org/my-art/library/calsmpl/cldttotd.html]
*[http://www.s-yamaga.jp/nanimono/uchu/jikokutokoyomi-02.htm]
 
{{Time topics}}