「ピュトーSA18」の版間の差分

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砲身の長さは21口径長(L/21)であった。最大発射速度は毎分15発だが実際には毎分10発程度だった。
 
[[閉鎖器]]は垂直鎖栓式であり、後面が剥き出しになっている「Open Jaw」の鎖栓(breech block、ブリーチブロック)には、砲尾([[薬室]])に[[弾薬]]を装填するための穴が開いており、鎖栓が上方向にスライドして砲尾(薬室)の穴と鎖栓の穴をずらすことで、砲尾(薬室)を鎖栓で塞いで閉鎖する仕組みである(画像は砲尾(薬室)を閉鎖した状態)。
 
砲身の下側には[[駐退復座機]]が一本ある。
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砲の左側面末尾にある板は、砲手を砲の後退(後座)から守るための危害防止(安全)板と、人力による砲の直接操作のための肩当てである。
 
尾栓の穴の下側には、撃針(ファイアリング・ピン)式の点火装置があり、尾栓の閉鎖状態において、その右横に撃鉄(ハンマー)が位置し、その下側には右手で握る銃把(グリップ)とレバー状の引き金(トリガー)があり、右水平方向に90度に起こされた撃鉄が、左水平方向に落ちて、尾栓の点火装置を叩くことで、薬莢底部の雷管(プライマー)に点火し、発砲する。
 
本砲はフランス軽戦車の標準的な兵装であり、第一次世界大戦中の[[ルノー FT-17 軽戦車]]、[[第二次世界大戦]]中では[[ルノー R35]]、[[オチキス H35 ]]、H-38、[[FCM36]]などに装備されていた。また幾種類かのフランスの装甲車にも使用され、主に[[White-Laffly WL-50.]]に装備されていた。