「色素性乾皮症」の版間の差分

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== 症状・予後 ==
=== 皮膚症状 ===
XP色素性乾皮症患者が紫外線にあたると、皮膚の露出部に異常に強い紅斑や水疱が発生し、火傷のようになってしまう。さらに紫外線によって損傷を受けた[[デオキシリボ核酸|DNA遺伝子]]が修復されないために[[癌腫|皮膚がん]]になりやすくなる。
 
XP色素性乾皮症患者に皮膚がんが発生する確率は、健常者の約2千倍と言われている。また皮膚以外の[[癌腫|がん]](癌)の発症率も約20倍といわれている。
 
3歳までに、XP色素性乾皮症患者の約75%に色素斑などの皮膚症状が出現するが、大人になってから発症するものもいる。発症の早いものほど重症のA群が疑われ、皮膚がんも早く発生する。
特に合併の頻度の多い皮膚がんは[[基底細胞癌|基底細胞がん]]、[[有棘細胞癌|有棘細胞がん]]、[[悪性黒色腫]]である。有棘細胞がんや悪性黒色腫は転移を起こしやすく、死亡率が高い。